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崇め! たてまつれ!! 我こそ主のプランクトンだ!!

プリン「ねえ、こないだあとがきで喋ってたの誰?」

コーヒー「しらん」

杏仁豆腐「さあ?姉さんでもないわよ」

ゼリー「ついでに俺でもねーぞ」

ヨーグルト「じゃあ、プランクトンじゃない?」

プリン「いや、プランクトンはここに出ない予定だよ。ネタバレしないように」

コーヒー「ん?てことは、メタ発言はいいのか?」

ゼリー「いいんじゃね?」

 外に出ると目の前に我が家があった。少し濃いめの茶色い壁がある。家の後に倉庫があるようだ。

「おい! プランクトン!! 早くしねーとリトスの実が腐っちまうだろーが!!」

 ゼリーの不機嫌そうな声が家の後から聞こえる。

 なに!? リトスの実は、そんなに早くくさるのか!? 私は慌てて駆け出す。

「ゼリー! そんなに急かさなくてもリトスは、腐ならないわ!」

 ヨーちゃんの声が続けて聞こえてくる。

 なんだ〜。と思って歩き出した時には、入口まで来ていた。

「やっときたわね。おかえりプランクトン」

 杏が天使のようなスマイルで、お出迎えしてくれた。

「兄貴、バカも来たところだし切ってくれてかまわないぜ」

 コーヒーが、持っていた斧をゼリーに手渡しながらそう言ってるのが聞こえた。ん?

「ちょ、ちょとコーヒー!! そのバカってもしかして!」

「お前のことだが?」

「私は、(あるじ)だぞ!! ご主人様だぞ!! バカとはなんだ!!」

「バカにバカと言って何が悪い。バカと言われたくなければ、せいぜい学問にでも励むんだな!」

 こ、これが、本当に私の部下なのか!? ヨーちゃんと杏とプリンは、ものすごーくいい子なのに!!!!

「おい、コーヒーそこまでにしてやれ」

 なんとここで、ゼリーが仲裁に入ってくれた。

 ゼリー……! 君は、本当は良い奴だったんだな……。このバカに長男として、部下の最年長(?)としてガツンと言って!

「こいつは、貴様が言ったとおりバカだ。バカに何を言ってもわからないだろう。こんなやつは、美味しいもの食ったらすぐに忘れるから気にするな」

 …………訂正。

「おい!! ゼリー! フォローにも何にもなってないじゃないか!! もっと敬え! このバカ!」

「俺は少なくともバカじゃない。バカは、どちらかと言えばコーヒーだ」

「聞き捨てならねェですぜ、兄貴。この俺にケンカをうってやすんかい?」

 いきなりコーヒーの口調が変わった。

「「やめなさい!! このバカ!!」」

 ヨーちゃんと杏が同時に雷を落とす。こぇぇぇ。


 その後、約十五分にわたってゼリーとコーヒーが叱られた。ありがたーいヨーちゃんのお説教だ。

 ヨーちゃんの兄であるはずの二人は、腑に落ちないといったような表情を浮かべながら説教されていた。妹に、説教されるなんて恥ずかしいすぎるぅ!!

 …………ん?私?説教されたかって? なわけないじゃん!! 私は、あのバカ(ヨーちゃん、杏、プリンをのぞく。あの三人は、いい子だもん)(あるじ)だよ! 怒られるわけないじゃん。だいたい、向こうが悪いんだし。

「とにかく! プランクトンは、ご主人様なの! もっと言動に気を付けて!」

「「……へいへい」」

「返事は、はい!!」

「「はーい……」」

「短く!」

「「……っち。はい」」

「舌打ちなし!!」

「はい……」

「はい! じゃあお説教おしまい。さっさと切って頂戴。お昼ご飯のデザートとして食べるわよ」

 ゼリーがめんどくさそうな顔をしている。

「っえー」

「ゼリー兄さん! 返事は、はっきり言って!」

「……はい」

 最後の一喝を入れるとヨーちゃんはスタスタと、家の中に入っていった。

「怖かったな」

「……怖かったっすね、兄貴」

「俺らあいつの兄だよな?」

「兄貴も俺も兄です」

「こえーな」

「怖いな」

 ぼそぼそとゼリーとコーヒーが話している。…………後で告げ口してやろうかな?いや、いいか。あんなバカに時間を割くのがあほらしい。

 それよりも…………。

 家の中からいい匂いがしている。説教のときから美味しそうな匂いがしていたので杏がお昼ご飯を作ってくれたのかもしれない。楽しみだな。ルンルン気分で家のドアを開けた。

ゼリー「何これ、中身スッカスカ!!」

コーヒー「俺の感情よりもペっらペラ」

杏仁豆腐「コーヒー兄さんの感情に興味ない」

ゼリー「それな( ´-ω-)σ」

ヨーグルト「確かに今回、めっちゃ薄い」

プリン「学校の課題の合間にやったらしいからね」

コーヒー「一週間に1回の投稿を目標としてんだろ?」

杏仁豆腐「もしかしたら二週間に1回になるかもって言ってたわ」

ゼリー「そんなんで売れるのか?」

ヨーグルト「さあ?」

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