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9話

気分が悪い夢を見て、取り乱す様子なく俺は目を覚ます。

周りを見るとどうやら保険室であるということがわかった。

急に起きたせいなのか、悪い夢を見たせいで頭が痛かった。


「あっ目が冷めたようだね〜田・井・駄・く・ん」

「うわっ甘枝先生、どこにいたんですか!?」

「君の後ろにいたのにぃー気づかないなんて鈍いねー君ー」


俺を指差して小悪魔的に軽く俺をからかった


「パッと見ただけじゃわかんないですよ、それだけではっ判断しないでくださいよ」


後半なぜ動揺した口調になったかはいうまでもない、それは今回もエロい格好をしていたからである。

しかも、顔は美人でなおかつ女神のような豊満な胸がなおかつ、俺の性的興奮を誘っているようであったから、俺は思わず、女神のような豊満な胸に包み込まれながら答えた次第であった。

それをどうやら察したのか、俺のところに近寄ってきて……


「君、私にトキメキ感じてるでしょ」

「ふぁっふぁい?」


俺は耳元で甘い声に少し、力が抜ける感覚を感じた。

さすが甘枝だけに甘い声で落とそうとしてくる甘枝先生……

しかも、胸が俺の肩に触れてるんですけど、それが俺の心臓をドキドキさせた。

甘枝先生は依然俺の耳元の近くでこう言った。


「私と一緒に……」


俺はこう予測する、次のフレーズはあれだ保健の授業だろ……いや、心の準備が……てかっ駄目だろ!そんなことしちゃっ!うん、その時は断ろう、絶対駄目だよ。いや、でももしキスだったら、別にいや、それもキスから発展してあれやこれやとなってあぁやっちゃった展開になるから駄目だ。いや、実は俺の妹にさせて欲しい?いや、どんだけ、俺、妹大好き主義なんだよ、やべーよ。

と、あれやこれやを第三者から見たら鼻の下を頬を染めながら、発情期の猿のような顔で考えていた。

しかも、俺の興奮度は目からビームが出るくらいの力出せるのではないかというほど心臓がバクバクし、汗もかいていたのだった。

俺の予測ワード(?)はそんな感じで構えていると


「私と一緒に補習室に行こうか田・井・駄・くん♪」

「へっ?」


俺の予測ワード(?)にはなかった言葉が驚きの気持ちが言葉と顔に変換されて甘枝先生の前で出てきた。

あまりの俺の間抜けな顔と言葉から察したのか


「田・井・駄・くん♪もしかして、先生とチョメチョメとか先生とキスしてからの燃え上がり展開とか考えていたでしょ?ねっ♪」

「いっいや!考えてませんよ、これぽっぽっぽっちも考えってってこの事態になることもよっよっよしょくしてましゅたからぁー!」


やっやばい!俺、まともに言ったつもりなのに動揺してしまった!

俺は慌てて顔を覆い隠す。

あぁ、まさにあそこを甘枝先生に見られたようで恥ずかしい、俺の様子に甘枝先生は


「ぷっぷははは!あっ相変わらず君って反応が素直だよねー面白いわー」


甘枝先生はゲラゲラと笑っていた。

俺はあっいつもの甘枝先生に戻ったようで安心するのだった。


「からかわないでくださいよ……」


俺は呆れたように言った。

甘枝先生は依然と腹を抱えたまま笑っていた。


「あははは……あぁごめんごめん、からかっちゃってぷっぷははは!」

「あぁはぁー」


この人どんだけ笑えば気がすむのもう殴っちゃっていいいかなぁ〜?

俺は甘枝先生にバカにされた怒りを心の中でどうにか押し殺す押し殺しての間に位置していた。

しばらく経って、笑いもおさまり甘枝先生は俺は拳が目の前にあることに驚いていた。


「わっ!どうしたの田井駄くん?えっもしかして手になんか住んでんの!?見せて見せて」

「住んでませんよていうか、住んでたら先生の首跳ねてますよ!」

「冗談が悪いなぁ〜田井駄くーん」

「いや、マジですよ、本当にマジで俺、跳ねたい気分ですよ」

「えっ心が?」

「いや、違いますよ……はぁー」


甘枝先生に言っても俺のイライラしてる気持ちはどうやら通じないことに俺はため息をついて諦めの気持ちを再確認するかのようにすることにした。


「とりあえず、あのもう大丈夫なんでもう元に戻ってもいいですか?」


甘枝先生はもう少し喋りたそうな感じであったが俺は無視し辺りの状況を確認する。

時計を見たら既に午後の4時15分をさしており、運動系のクラブの威勢のいい声が聞こえてくるのであった。

元に戻る場所なんてどこに戻ればいいかわからないが、とりあえず甘枝先生から離れるために俺は辺りを見渡し荷物がどこにあるか探していると……。


「もう、大丈夫みたいですよ〜」


ガラガラガラ!!


勢い良く開けられるスライド式の扉、そして甘枝先生の唐突な声に俺はビビった。

そして、効果音とともに抱きついてきたのは……


「田井駄〜すまんな〜田井駄ー!うわゎゎゎゎん!」

「ちょっちょっと碁十平せんっせいくっくるしぃいー息が息ができないから〜」

「おっおうすまんな田井駄」

「はぁはぁ」


これは興奮からくるものではなく、呼吸ができたおかげのはぁはぁであることだ、もし前者だったら腐女子が喜びそうな感じになるからここで注意しておく。

抱きついてきたのが俺の大好きな妹系ロリ可愛い美少女なのだとしたら俺は既に昇天してるわけなのだがそんな都合良いシュチュなどなく、現実は39歳のおっさんが勢い良く抱きついてきたのだった。

これが起きた直後だったら間違いなく異世界転生してたかもしれない。

題名「保険室で起きたら早速強面教師に窒息されて異世界に行ってしまったわけでして……」的ななろう系の作品が出来上がりそうな感じだった……いや、ないないない、俺、昨日の夢で異世界嫌いになったからねうんそうだ、そうだと俺は心の中で結論立てて終わる。


「大丈夫か?田井駄、どこか他に悪いところはないか?」

「あーはっはい……大丈夫です」


何これいつも見ていた巨人とは違う感じで、俺の体を気遣ってるのか、いつもの巨人さはなくて俺は少し戸惑う。

甘枝先生は俺の肩に手をのせて巨人に対してこういった。

ていうか、胸が近い相変わらずドキドキさせるな!おい!


「五十平先生、この子の様子を見たところとりあえず、大丈夫ですね、問題ありません。というか、田井駄くん普通は救急車行きで重症レベルだったよ、えっ何かいいことあった?彼女できた?彼氏できた?ねえーねぇー」

「そうですか、それはよかった。本当に手荒な真似をしてしまった……すまんな……」

「いえいえ、大丈夫ですよって!甘枝先生いいことなんてなかったですよ!後、彼女できたはまだしも彼氏なんてできてないですよ!俺のことでふざけないでくださいよ!甘枝先生ぇー」

「てへぺろ」


キラリン


「いらないから、キラリンで許されるほどあなた若くないから……」

「えっ今なんて言ったかな田・井・駄・く・ん♪」


この音符はどうやら脅しの音符のようだ。

抵抗不可避、てか目が笑ってないのですが……


「あっすいません冗談ですよー先生若くてセクシーだわーめちゃいけてるわー(棒読み)」

「わぁー嬉しいわぁー田井駄君!もう一回言って」


うわっこれは拷問ですな笑顔という名前の拷問ですな!うん!これもまた抵抗不可避のようなのでもう一度言おうとしたその時


「田井駄!」

「あっはい!すいません!」


ずっと怖い先生に叱られてばかりか 自然と謝ってしまった。

でもそのおかげで甘枝先生の拷問は解消されたようだ。


「いや……謝らなくていい、とりあえずこれをやる……受け取れ」


いつも厳しい口調が先生自身慣れているせいか人に優しくするのが不器用な感じで俺に何かを渡す。


「開けてみろ……」

「あっはい……」


俺は恐る恐る開けてみる。

なぜ、恐る恐る開けてみるのはサイズが小さいからもしかして結婚してくれと言われるのかもしれないという被害妄想を考えていたからだ。

だが、そんなものではなく


「ケーキですか……」


どうやら結婚指輪では無くイチゴのショートケーキがあったのだ。


「ほら食べろ……手荒な真似してすっすまんな!」


ぎごちない口調でぎごちない感じで謝る先生、なんか本当にすごく反省しているように俺は見えた。


「もういいですよ、それよりケーキありがとうございます!」


俺も今まで悪い先生だと思っていだがどうやら、先生は悪い先生ではないことがわかった。

厳しいのは生徒のことを思ってのことだとイチゴのケーキを食べながらしみじみと感じたのだった


「というわけで……これが食べ終わったら補習だな!」


笑顔で豪快に言う巨人


「えっ補習?嘘……ですよね……」

「嘘じゃない本当だ!一緒に補習がんばろぉー」


朗らかに言う巨人嘘じゃないようだった


「でっですよねーあははは」


そして、それ以降イチゴの甘さは何も感じられなくなる俺であったのだった。















こんな先生はラノベかアニメの中だけですよね笑笑

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