手合わせ
「ちょっと待ってくれ‼」
「はい~?」
「一度だけ俺と手合わせしてくれないか?」
「…………本気で言ってますか?」
いつもは軽いアルビンスだが、このときだけ目付きが本気だった。
「本気だ、もしアルが勝ったら俺の体を自由にしていい。働かせようが、エッチをしようが何でもしていいから、俺と勝負してくれ。」
「ふふっ、まさか貴方からそんな言葉が出てくるなんて~、想像してませんでした~」
「勝負をするのは明後日だ。」
「はぁ~い」
そう言って俺は部屋を出た。
そして明後日アルビンスに勝つために対策を練ることにした。
翌日
「はぁ⁉」
イムに相談するとすっとんきょうな声を挙げた
「汝は馬鹿か?」
「何でそんなこと言われなきゃいけないんだよ………」
「あのな、一つ忠告しておいてやろう。」
はぁーとため息をついて俺にこう言った
「アルビンスは我よりも強いぞ。そもそも我が強くなったのはアルビンスのおかげじゃしな」
「えー………………」
正直諦めかけた。けれど一度言ったことはかき消せない、だから
「なら今から対抗策を考える。」
「はっ、まあ頑張るのじゃ」
手合わせ当日
「「お願いします」」
二人が声を合わせ試合のゴングがなる
「では始めるのじゃ、レディファイト‼」
そう言ってゴングが鳴り響いた………瞬間にアルビンスの姿が消えて俺は首の後ろに強烈な痛みを感じた。
「がっ!………」
俺は視界が揺れ意識を失いかけたがなんとか踏ん張った
「はぁ…………………はぁ」
「あれ~?よく耐えましたね~………けど落ち着く時間はあげません~」
そう言うとまたアルビンスの姿が消えて………
顎に掌底アッパーをくらい
「がふっ……………」
さすがに耐えきれず意識が途絶えてしまった。
……………………………………………………………………………………………
「ん、……………んん?」
「起きましたか~?」
「ん、ああ」
勝負は完敗だった。
まさかあれほど力の差があるとは思いもしなかった。
「ここは?」
「ここは我の部屋じゃ」
とイムが言った
「そうか……………」
「まぁせっかくじゃし乾杯でもするかの!」
なんの乾杯かわからないがとりあえず酒が用意されていたので乗る事にした
「かんぱーい!」
部屋にいた三人が声を揃えて言った
俺は酒を飲んで感じた事がある。
俺って高校生でした。
「ふぇぇぇ~」
と誰かが言った
「むむ、そう言えばアルビンスは酒が苦手じゃったの」
「ふぁい~、そうれぇすよ~」
酒に酔っている
いくらなんでも早すぎないか?と思ったがそのままアルビンスはイムのベットに行き即落ちした
「のう、テンマよ」
「なんだ?」
イムは唐突に聞いてきた
「汝はアルビンスの事が好きか?」
「ぶほっ!…………けほっけほっ…………」
俺は含んでいた酒を盛大に吹き出した
「図星かの?」
「な、ななななななにを根拠に……………」
「分かりやすすぎじゃ」
イムはふふっと笑い
「起きておるのじゃろう、アルビンス」
「なっ‼」
嘘だろ…………
今の会話を聞かれていたらおれ恥ずか死するんだけど
「むぅ~どうして分かったんですか~」
起きていた、やばい
「ふふっ、良かったの両想いで。」
は?ん?ん?
「こやつが来たときから一目惚れだったのじゃろう?」
「あやや~、やはり魔王様には隠し事出来ませんね~」
「そういう事じゃ、今から二人で部屋に行ってくるがいい。」
どういう事だよ‼
「じゃあ行きましょうか~」
俺は顔を真っ赤にしながら引っ張られていくままにアルビンスの部屋に連れ込まれた
「さて、始めましょうか。」
何を?なんて野暮は言わない。
「あ、ああ」
そう言って俺たちは服を脱ぎお互いが全裸になったのを確認したらアルビンスがベットに仰向けになったので俺はその上に乗っかり二人は交わった
「じゃあ第二ラウンド行きましょうか」
そんな事を言われても困る、正直言うとアルビンスの中は溶けそうなほど気持ちいい
「いや、でも出したばっかりで今すぐには勃たない…………………」
「なら私が復活させてあげます。」
そう言ってアルビンスは天馬の下半身に頭を近づけ
「な、何してるんだ?や、やめろ!」
「ふふっ♥だ~め❤」
そう言ってアルビンスは天馬のモノに刺激を与え続けた。
結局交わりは、全てを搾り取られた天馬が「お、お願いします……………もう……………許してぇ……………………」と言うまで続いた。