テンマの逃走劇 前編
「おいっ!イム!どこだぁぁ!」
俺は朝っぱらからこんな大声をあげて城内を徘徊していた。
「なんじゃぁ!うるさいのぉ!今何時じゃと思っているのじゃ!」
今は朝の五時、皆まだ寝てる時間である
「おいてめぇ、アルビンスに変な許可しやがって、昨日は腰が言うこと聞かなかったんだぞ‼」
「そんなもの知ったことか‼汝も気持ち良かったんじゃろうが!」
「うぐっ……」
そう確かに物凄く気持ち良かった。溶けるんじゃないかと思う位に、
「妾はまだ眠たいのじゃ‼寝るぞ‼」
「あっ‼ちょっと待て‼」
全速力で逃げたイムを全速力で追い掛けていると
「しつこいやつめ‼【転送】!」
そう言うと魔方陣が展開された、
「うわっ⁉何を呼ぶつもりだ!」
「ふふっ、貴様が一番恐れているものじゃ。」
「何だと……」
そんないかにも中二病的な会話をしていてその魔方陣から出てきたのは……
「何ですか魔王様~今ちょうど朝食を作ろうとしていたんですけど~」
「げっ!アルビンス⁉」
「あっ、テンマさんじゃないですか~先日はどーも~」
「アルよ、朝食を作る必要はない。其奴を朝食がわりにしてよい許可を与える。」
「えっ?本当ですか~❤じゃあ~♥」
「お前っ!……覚えてろよぉぉぉ!」
俺はそう言って逃げ出した。