こっちの人生って………
「なんじゃもうバテてしまったのか?だらしないのー」
「おまっ………殺す……気か……ハァ…………ハァ」
今俺は地下室にて魔法の特訓をしている。特訓の相手は勿論イム……………ではなく……
「早く立ってください~、まだ八時間しかたってないじゃないですか~」
「いやいや………八時間って………結構もった方だろ…」
そう、俺の特訓の相手はこの、凄く軽い感じの使用人らしき人物。
名前はアルビンス、外見は凄く可愛くて、尻尾と羽が生えた女の子、俗に言う淫魔だ。
「もう休ませて……………」
「まだダメですよ~、せめて魔法の使い方位は覚えて貰わないと、じゃないとタダ働きになっちゃいますぅ~」
「何を貰っているんだ?」
そう言うとイムが急に部屋を出ていこうとした。
「おい待て、何を渡してるんだ?」
「さ、さあな?私には何を言っているのか分かりませんね」
なれない敬語を喋ったので一層怪しく感じた。
「なんだ?言え。」
しばらくの間沈黙が続き…………
「【テレポート】!」
「あっ‼逃げんな‼」
そうしてイムは逃げてしまった
「なぁ何を貰っているんだ?」
「私はただ許可を貰っているだけですよ~」
何の許可だろうか、わからないが今は魔法に専念しよう
「まず魔法を使うにはイメージがいります~」
「イメージ?」
「例えばですね~、火の魔法を使うなら燃え盛る炎をイメージしてそれっぽい感じで詠唱するんですよ~」
「それっぽい感じ?」
「ん~……………【燃えろ】~」
そうすると目の前に燃え盛る炎が出てきた。
「呪文は何でもいいのでやってみてください~イメージが強ければ強いほど魔法も強くなります~そのぶん魔力は喰われますけどね~」
「わかった。やってみるわ。……………………【爆ぜろ】」
そう言うと目の前で爆発が起こった
「なぁこれもしかして俺もテレポート使える感じ?」
「はい~使えますよ~」
一応魔法の使い方は覚えた
「そういえばさ、さっき言ってた許可ってなんの許可?」
「授業料の代わりに貴方のを三発抜いてもいいって~」
「……………」
「……………?」
沈黙が続き…
「【テレポート】!」
「あ~させませんよ~【ジャミング】~」
「……………なんで発動しないんだ?」
「今貴方のテレポートを妨害しましたよ~」
妨害された、つまりは
「もう逃げられませんよ~」
「ひっ!」
もう逃げられないと言うこと
「今日の授業は終わりです~なので早速……授業料いただきますよ~♥」
「あ、あの、俺、初めてで」
「ほんとですか~けど手加減しませんよ~♥」
「ひっ!や、やめ、助け……」
「はいはい抵抗しないでね~【魅了】」
「あ………う………」
俺は魅了され抵抗できなくなった
「堕ちたね~じゃあ~❤」
そう言って手を伸ばしてきた
「あひっ…ああああぁぁぁぁぁ!」
そして今日の授業が終わった