表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
☆gosspells☆  作者: 不肖、松田
8/8

星くずの空

『僕らは今日の自分に負けないように明日を探し続けた』


なんてね。

ブランコを揺らしながらつぶやいてみた


陽ちゃんとサシで飲んだ後、夜の公園のブランコでゆらゆら揺れていた。

陽ちゃんたら、呑まないのにテンションばかりは上がるんだから…

今日も講義みたいな難しい話をずっとしていた。

頭がゴチャゴチャしちゃったのは、僕が酔っているせいかなぁ。

眠くなっちゃった。



「お待たせ。少しは目が覚めたかな。

水と緑茶、どっちがいい」

優しくて勤勉な彼から「ありがと」と水を受け取る。


陽ちゃんも隣のブランコに腰掛けて夜空を見上げる。何かカタカナの星の名を呼んだけれど…やっぱわかんないよ、笑


「今夜は星がよく見えるね」

と僕も眺め、目を細める。


「この夜を越えて、どこへ向かおうかな」


またつぶやくと、「まだ酔ってるな」と陽ちゃんが笑う。違うよう、酔ってなんかいないんだから。


「そうだね…それなら星空がもっと綺麗なところへ行こう。」


笑って答えた彼の声があまりにも優しく僕の心に響くものだから、僕は都会の夜空に夢を見た。


ゆっくりと揺れながら億万の星屑の世界に吸い込まれて行く。すごく心地のいい世界。

ほら陽ちゃん、あなたも来なよ

この星屑の世界に。ねえとても綺麗だよ

難しい雑学は後にしてさ、


遠くから歌が聴こえた。

この歌はきっと世界のどこかで誰かを支える子守唄。


ぽんぽん、と肩を叩かれて瞳をひらく。

『夢』が一瞬のことだったのだと気づいてちょっと恥ずかしい。


「大丈夫?」と覗き込む陽ちゃんの目に心配の色が浮かぶ。


大丈夫。

今、明日の詩を見つけたから。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ