四十六幕目 忍器は悟られず、経済的に。
すいませんでした。
消しましたが、四十五幕目の忍び刀の後書きは、四十七幕目の後書きです。
四十七幕目を書いている途中で投稿したために間違えました。
「右手に持っております物が、鬼菱の実で御座います。
左手に持っておりますのが、姫菱の実で御座います。
池の水草の菱の実で御座います。
よくある菱の実は、小さくトゲが二本のみで、撒くには向きません。
トゲが四本ある、鬼菱か姫菱の実を撒菱としまする。
両方とも撒菱として地に撒き、追手に踏ませて怯んだ隙に遁走!」
迷霧ちゃんが手のひらにのせている、木の実が撒菱なの?
鬼菱は黒くトゲがでている、姫菱は少し小さいな。
どちらもトゲが四本でていて刺さったら痛そうだな。でも、時代劇の撒菱は確か?
「迷霧、撒菱は鉄で作られている、物じゃないのか」
「凪様、鉄で作られた撒菱は値が高く、撒いた後で拾うのは難しので、実を沼や池で採ってくれば無代(タダ)!」
経済的だな。
迷霧ちゃんが竹筒に菱を戻していく、最後に綿も詰めて蓋をした。音がしない様に綿か布を詰めると解説してくれた。
「此が木菱で御座います。堅い木で作りまする」
今度は、竹筒じゃなくて、巾着袋からだした、木製で四面体に切ってあり、エジプトのピラミッドみたいな三角形の形をしている。
木菱なら、自分達で作れば経済的だな。
「此が凪様が御存じの撒菱、鉄菱で御座います」
鉄菱?でも形は時代劇と違うぞ、鉄製だが木菱に形がソックリのピラミッド形、三角形だ。値段が高そうだ。
「鉄菱は流派によって形が変わりまする。
撒菱は、菱の実を撒くことからきてまする。
菱の実から、木菱や鉄菱が思考されたと老成の方々から、聞き及びまする」
流派によってか、波消しのテトラポットを細くした様な形、時代劇でお馴染みの撒菱もあるのかな?
水草の菱の実から、試行錯誤で、木製や鉄製の菱が考えだされたんだな。
でも、撒菱が四種類も有るとは思わなかったぞ。
使い捨てなら経済的も大切だ!
「迷霧、菱の実だとタイヤはパンクさせれ・・」
「たいや、ぱんくなるモノは何で御座いますか?」
炎が代表して質問してきた。同然、奴隷娘達は解らないよな〜。
話してて気が付いた。
奴隷競り市に行く時に見た、魔獣のサクが引いていた荷車の車輪は木製だった、パンクはしないな。
確か、荷車には大きな車輪が二つでリヤカーに似ていたな。
「迷霧、競り市に行く途中で見た、魔獣のサクが引いていた、荷車の車輪は木だったな」
「えっと、大八車ですね?
凪様、日本では車輪は木ではないので御座いますか?」
「木ではないな。今の話しは日本の事だから」
奴隷娘達はキョトンとしている。自分が話しを忍器に戻した。
「忍び道具は金子がかかりそうだな。菱の実は無代だから助かるが」
自分の質問に迷霧ちゃんが答えた。
「忍器は悟られると、証しとなり追われまする。
無代も大事ですが、菱の実ならば何とでも、言い逃れができますし、菱の実が撒菱と御存じの方は少のを御座います。
菱の実は茹でれば食べれまする。
其に菱の実は多少の効力で御座いますが、滋養・健胃・解熱・解毒の薬草にもなりまする。
他の薬草と併せれば、良き薬、忍薬となりまする。
忍薬は、忍びの薬で御座います。
ただ、菱の実は、其れほど持ち歩きしませんが。
忍器と悟られないのが、肝要で御座います。
棒手裏剣は怪しまれますが、替わりの品で、団子の竹串ならば、何とでも」
「竹串!」
早彩ちゃん、ビックリ!
団子の串の手裏剣も凄いが、食料に薬草に撒菱の菱の実も凄いは!一石三鳥だ!!
「竹串では殺せませんが、傷は負わせられます。
近くでないと、刺さりませんが。ですが、安いです!」
「手裏剣は、拾い集めるのは難しい事も御座いましょう」
みりあが賛同した。迷霧が別の忍器を話す。
「甕桴と申す水器(水にかかわる忍器)が御座います。桴の技で御座います。
焼き物の甕(水・漬物等を入れる瓶)、数口を竹や槍に紐で、くくり付け浮きとし、水に浮かせまする。甕の口を上にしてくくり付けるまする。
甕の数は、人の数で変わりまする。
甕は桶や釜でも構いません。
甕や桶は百姓や町人の家に忍べば、手に入りまする。
戦場なら、槍は落ちてますし、竹は竹藪から黙って貰います。
桴の技は他に蒲桴が御座います。
蒲を集めて作りまする。
蒲桴も紐さえあれば。安いのが良いです!」
蒲は解んないが、甕と桶に釜ね。
現代日本では、三つとも探すのに苦労しそうだな。日乃では、生活用品だから簡単に見つけれるな。トイレの前に手洗い用の水甕が、あったもんな。
でも、竹も甕も黙って貰うのかい!
迷霧ちゃん&忍びの者はしっかり者?倹約家??盗賊???どれだろう????
しかし、日本のアニメや漫画、時代劇等の忍者とは、違いすぎるだろ!!
忍器と忍術は、ネタバレしないように、小だしします。
撒菱は四種類あったみたいです。
鉄菱の三角の品は、小学生六年生位に、大人に連れいってもらった、古道具市で見ましたが、小学生の懐では買えませんでした。今でも悔しいです。
団子の串は、練習すれば何とか刺さります。
次は忍術の概要です。
参考文献
DlA Collection 忍者 最強伝説 株式会社ダイアブレス発行




