↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最弱にて最強の  作者: 凪
25/50

二十四幕目 プリン

 短いです。

「痣が動きました」

「「えっ」」

 みりあの言葉に皆驚く。


 自分は慌てながら、椿の才を見る。

 才は、風景が見える所に硝子を置き、透明な硝子に文字を書いた様に見える。

 椿の才から真っ黒が無くなり、風景が見える様になった。見えなかった赤い文字の、弱点も見える。

 いみなすみれも読める。呪陰封じ陰守が無く、あらま、陰無名になっている。

 う〜ん。陰はともかく、無名はオーソドックスに読めばいいかな。それとももう一つの読み方かな。


「凪様、痣が波打ってます」

 琥珀の声で、才を見るのを止める。

 黒い痣が、確かに波打ってる、何だこれ。

陰無名かげむめい

 自分が読んだが、効果が無い。

「椿。陰無名かげむめいと叫べ」

「は、はい。旦那様。陰無名かげむめい

「痣がまだ波打ってます」

 真風絶叫。

「だったら、椿、次は陰無名かげむみょうだ」 

 無名のもう一つのマイナーな読み方、むみょうを試そう。

陰無名かげむみょう」 

 椿が叫ぶ。


「痣が止まりました」

 迷霧ちゃんは、報告すると畳に座りこんだ。

 痣が確かに止まった。

「椿、念じてみろ。動けと」

 多分、動けでいいよな。

「はい。旦那様」


 椿は集中してるようだ。

 暫くして自分を見る。駄目みたい。う〜ん、

 椿のイメージか少しだけ反応した。

 無名か! 世の中に知られていないと、名無しの意味が有るが多分後者だ、名前が必要なのかな。

「椿、痣に名を付けなさい」

 椿は嫌な顔をした、女の子ならあんな目立つ大きな痣、嫌だったろうに。

「名を付けなさい。椿が名付けるんだ」

「はい。・・プリン、名はプリンです」

「プリンね」

 椿も女の子、甘いお菓子が気になってたな。いつか食べさせたいな。

「痣が一時いっとき、黒さが濃く成りました」

 みりあが心配そうに話す。


 椿の才を見る。

 陰無名ぷりん  矛盾

 替わってる。プリンに成ってしまった。名前が付いても無名は有るな。

 新しく文字も増えてる。むじゅんと読まないよな、オーソドックスに読めばいいかな。痣の力かな。

 ほこと盾に変わるという意味かな。


「椿、痣に盾になれと命じてみて。盾を思い描いきながら」

 盾なら周りに被害は出ないだろ。

「盾になれ」

「御兄様、御姉様変わりません」

 早彩ちゃん報告ありがとう。

「なら、名を呼んでから命じてみて」 

「はい。旦那様。プリン、盾になれ」

「痣が動きました」

 炎が叫ぶ。

 椿の痣が右手から左手に集まり、黒い手の中で黒い塊になり、盾の形に変わっていく。

 えっ。椿の小さな角が白くなった。


 椿の左手には、六十センチ位の丸い盾に成った。


 あらま! 盾は盾でも、丸い洋風のバックラーに成った。 

 何故西洋のバックラーに変わる?



 無名のむみょうの読み方は、有ります。マイナーですが。

 名は重要です、プリンは我ながらセンス無いと思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。