二十二幕目 日本は面妖で美味な国
異世界物で定番の日本自慢大会です。
「日本か」
「我も聴きたいです」
ひめのと迷霧ちゃん、興味津々。
「幕府が倒れ、侍の世が終わり。異国の文化が入り、それまでの風習が捨てられ、剣術や柔術は、剣道・柔道と替わり。からくりが発達して、魔道と見違える様な事が出来るようになった」
「魔道より凄いのですか」
早彩ちゃんが聴く。
「まず。水だね、水は井戸水だね」
自分の問い掛けに、炎が答えた。
「はい。井戸水です。水が出る魔道具も有りますが、値が高いです」
「地中に管がとうしてあり、蛇口と言う詮を捻ると、水がでてくる、水道と言う」
「捻るだけで水が・・」
迷霧ちゃんが目を見開く。
「風呂場とか特定の所だけだが、お湯もでる」
「そんな容易にお湯が!」
炎は興奮してる。
「お湯の熱さも、好きにできる」
「魔道より凄い」
真風が愕然とした。
「冷蔵庫と言うからくりがある。食べ物を冷して、何日保存できる。冷凍室に入れると、食べ物を凍らして保存する。氷も造れる。ただ待つだけ」
「そんなに、容易に氷が造れるなんて。食べ物の保存が容易そう」
みりあは、ブルーの瞳を見開く。
「冷凍室ではアイスクリームと言う菓子が造れる。甘くて冷たいよ。暑い日に食べれば美味だよ」
「ごくっん」
迷霧ちゃんはしたないよ。
「氷を削り、かき氷と言う菓子もある。削った氷の上に、シロップ・・嫌、小豆や果物の汁を掛けて、暑い日に食べる。頭がキーンと痛くなる」
「キーンとですか。暑いのに氷が」
早彩ちゃんが不思議そうに呟く。
「魔道より面妖な国ですね」
ひめのが呆然と呟いた。
「動く階段がある」
「かいだんは何です」
椿はキョトンとした。
「階段って言葉はないのか、二階に上がるのに、使う段」
「はしごですか、はしご段、段梯子と言います」
琥珀は自分の言葉使いに慣れてきたな。
「その段が動き、乗ってるだけで、二階に上がれる、下がるのも有る」
「なんと、ものぐさな」
ひめの唖然。
「ハハハ。動く廊下もある」
「さらに、ものぐさな」
ひめのさらに唖然。
「他には、何が有りますか」
早彩ちゃん興味津々。
「何が知りたい」
「食べ物です」
早彩ちゃん。花より団子なのね。なら、洋菓子が良いかな。自分が此方に有る、材料で作れそうなのは、三崎で黒砂糖が有るのは、確認済み。となればあれだな。
「ホットケーキと言う、小麦粉を焼いた菓子が有る。甘いぞ。ホットケーキなら、此処に有る材料で作れる。汁は作れるかな」
「作れますか」
早彩ちゃん涎。
「作れるよ。汁は判らないけど」
「ごくっん」
早彩ちゃん、迷霧ちゃんはしたないです。
「作れないと思うけど、プリン、ババロア、パフェ、クレープ、ケーキ、クッキーみんな甘くて、多分、此処には無い味の菓子」
「ごくっん」
八人共、はしたないよ。女の子だね、甘い物は別腹なのか。
「御兄様。他には何が有りますか、食べ物」
早彩ちゃん。本当に花より団子だね。
「麺は有るかい」
「めんは何です」
ひめの麺は無いの。
「姫、麺は蕎麦の様に、細く切った食べ物です」
真風、補足ありがとう。
「蕎麦の切り方ですか」
ひめの顔真っ赤。少し違うけど、後で教えてやって、真風。
「三崎藩に取り上げられたが、丼にお湯を掛けて、待つだけで麺料理が食べれる」
「蕎麦ですか」
早彩ちゃん、落ち着いて。
「蕎麦じゃないよ。カップ麺さ、味が違うよ」
「どんな味ですか」
迷霧ちゃんも花より団子か。
「仕事が終われば、返してくれりるはずだから、皆で食べよう。インスタントカレーと言う、米に掛けるのもある。少し辛いけど物凄く美味だよ」
買ってすぐに、誘拐されたからね。
八人全員がはしたない。
「「ごくっん」」
「日本とは美味な国ですね。いんすたんなる物食べたいです」
迷霧ちゃん、羨ましそうにため息をした。
女の子ばかりなので、甘い菓子の話しになってしまいました。
次回は、凪の地元話しです。
陰陽が独特になった理由です。
そのまま、私の地元の話しです。
変わってますよ。地元の文化は陰陽師が造りました。




