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最弱にて最強の  作者: 凪
13/50

十三幕目 大奴隷競り市に行こう

 十三幕目にて、二日目です、じっくりいきます。

 長くなりすぎました、三部に分けました。

 棒手振りは、後書きで解説します。


 ◎性描写が有ります。注意して下さい。

 朝、起きると自分の左側で寝ていた、迷霧が挨拶をしてくる。

「おはようございます。凪様。はしたないですが、朝のキスを頂けないでしょうか」

 迷霧ちゃん、早速キスを使ってるね。

「おはよう。迷霧。朝のキスね」

 迷霧とキスをする。

「凪様。おはようございます。はしたないです、我にもキスを頂けないでしょか」

 右側で寝ていた、ひめのちゃんが、朝から耳の尖りまで真っ赤にしておねだり。良く言えました。ご褒美あげよう。 

「おはよう。ひめの朝のキス」

 ひめのは、情熱的なキスをしてきた。勉強の成果がでてます。迷霧への対抗意識かな。



 朝食を終えて、旅籠の玄関で中松さんと扱いやすい町田様と合流する。


 自分の供は小袖姿の迷霧と琥珀だ、真風はひめのが初夜の痛みの為、看病させている。

 留守役の笹が少し心配だ、ひめのを見る目がね。

 炎と真風に、笹に注意するように言うと、真風は気が付いていた。真風と琥珀はまだ、ひめのが一番みたいだ。まあ、少しづつね、教育していきましょう。


「迷霧。体は大事無いか」

 自分が小声で聞く。 

「はい。凪様大丈夫です。すごく幸せです」

 甘える仕草をしてくる。

「無理しなくてもいいよ」

「はい。凪様と一緒に居たいんです」

 迷霧ちゃんが、満面の笑みで答える。この可愛い娘は、寿 凪のモノになったんだな。感無量です。

 

 五人で会場に向かう。

 表通りを歩くのは二回目だ、牛や馬に荷車を引かせている。

「あらま。何」

 自分は驚いて、声を上げた。

 アフリカに居る、動物のサイが荷車を引いてる。

「魔獣で鎧獣よろいじゅうのサクです。飼い慣らせた魔獣です。野生のサクも多いですが、驚かさなければ、大人くて草ばかり食べている魔獣です」

 迷霧ちゃん解説ありがとう。

 飼い慣らせた魔獣なんて居るんだ。驚いた。


 三崎藩では、帰りは看板ばかり気にしてたし、余裕も無かったが、獣人の姿を少し見る。種族までは、解らないが耳が獣耳だから判別できる。

 

「人参~大根~、人参~大根~」

 声がする方を見る、あっ。時代劇で見た事が有る、江戸時代の移動商店・棒手振ぼてふりだ。獣人の商人が天秤棒を担いでいる。棒の左右に紐で繋いだ篭を付けて担いでいた。前の篭には大根が、後ろの篭には人参が置かれていた。八百屋は何種類も商品を置くが、棒手振りは一品か二品と、迷霧ちゃん講座。

 売れたのか、篭の中の商品は三分の一位になっていた。

 武芸の師匠から聞いた話しを思い出す。江戸時代は刀を持て無い商人、特に棒手振りの商人の間で棒術が流行った、理由は緊急の場合に、紐から棒を抜き対処してから、棒を戻して商売を再開できるからだ、此方はどうなんだろう。


 会場に着くと、乗って来た籠から降りる人が幾人もいた。皆会場に供と一緒に入って行く。供の中には獣人も居るが、主らしいのは人間族ばかりだ。


 それにしても立派な建物だな。日本の和風の劇場みたい。木造建築なのに、何階建てなんだろう。

 中松さんによれば、普段は芝居小屋らしい。これで小屋?


 劇場の看板は有るが、慣習なのか人目を気にしてか、競り市の看板は出して無い。


 会場に入ろうとしたが、何かな、気配を感じる。悪い気配ではなく、神々しい感じがする。

『流石は陰陽師様でいらっしゃる。お気付きになりましたか。神獣らしき方々が四人いらっしゃるのですが、別の大陸から来たみたいで、言葉が通じません。一応注意して下され』

 土さん、ありがとう。注意するよ。



 会場に入ると、受付の中年男が自分に話しかけてきた。

「どのような者をお探しで」

「戦えるおなごで、家事か出来れば尚良し」

「ならば、二階のべに乃間のまと紫乃間、そして青乃間が宜しいかと」

「ありがとうございます」

「身の証になる物を」

 自分が護り人の札を、魔道力を込めてから渡す。受付が説明をしてくれる。

「札をお持ち下さい。大札おおふだを競りの時に掲げてから、値段をおしゃて下さい。最初に上げれば、開始の値段に成りますので、値段はおしゃらくても結構です。競りは昼すぎでございます。それまでは、顔見世かおみせです。小さい札は履き物を預かりますので、係りの者に履き物と一緒に渡して下さい。御帰りになる時に、大札と履き物を引き換えます」

「ありがとうございました」

 自分が礼を、係りの者に言う。


 中松さん講座によれば、顔見世は嫌な言い方だど、陳列らしい。日本の歌舞伎も顔見世だったよな。歌舞伎は一年に一回だけだったはず。


 しばらくすると、護り人の札と一緒に、大小の木の札が渡された、木の札には両方共、二百二番と大きく書かれていた。


 履き物を小さい札と一緒に預け、会場に入る。

 板張りの廊下を進み、二階に上がり、紅乃間に入ろうとすると、迷霧が小声で話しかけてきた。

「凪様。はばかりに行きたいのですが」

 憚りはトイレだったな。

「先に入っているから。行きなさい。無理しなくてもいいからね」

「大丈夫です。では」

 

 迷霧を見送り、紅乃間に入った。





 棒手振りは、棒手振・棒天振・棒天振り・棒手売・棒手売り等書きます。

 色々な棒手振りを出す予定です。実在しなかった商売も出します。

 実在したかは、後書きで解説します。

 棒手振りの棒術の話しは、実在の話しです。


 さあ、大奴隷競り市もじっくりいきます。

 呆れないで、お付き合いして下さい。


 

 

 

 

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