詩: 猫のロンに通じる話
掲載日:2026/02/24
ねえ ロン
あなたは毎日
お通じがあっていいわね
砂をザッザと景気よく
「仕事完了」の誇らしげな顔
あなたの辞書に「停滞」の文字はなく
お腹の中はいつも
爽やかな風が吹いている
ねえ ロン
もしも神様がわたしの前に現れて
「一億円か、毎日スッキリお通じか、どちらか選べ」
そう言われたら
わたしはきりっと真顔で言うわ
「毎日スッキリでお願いします」
通帳の数字が増えるより
お腹の膨らみがゼロになるほうが
どれだけ人生 豊かになれることか
お通じひとつで
人生の色味が変わるのよ
心の平和とか
今日のやる気とか
世界がちょっとだけ優しく見える感じとか
ねえ ロン
誰にもあまり言えないこと
あなたに打ち明けて
ちょっとすっきりしたわ
明日の朝 お腹もすっきりしますように
ロンのように




