表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ソーサリーエレメント  作者: 吾妻 八雲
8/83

悪魔降臨

ダンジョンの奥へ行くと、なにやら灯りが見えて、声が聞こえてきた。


「なんだろう?詠唱?」

影から覗いてみると大きな魔方陣が描かれていて、十数人の大人が何かの儀式を行っているようだった。


「ねえ、もう帰ろうよ!」

「もう少し···」

「僕イヤだよ、先に帰るからね!」

「だから、もう少し待ってよ」

「うっ···」

急に目前が真っ暗になった。


気が付くと魔方陣の部屋の角に縛られて二人とも座らされていた。

儀式を見るのに夢中で後ろから殴られるまで気付かなかった。


儀式はそのまま続けられていて、大人たちは詠唱を続けていた。

レオンは、気を失っているようでぐったりしてる。


俺は、「解析」のスキルで儀式の正体を確認してみた。どうも、召喚魔法のようで、すごく嫌な感じのする魔法だ。


周りが急に暗くなったと思うと、目に見えるほどの濃い魔素が立ち込めて、薄暗くなった魔法陣の中央辺りから鬼のような角を持った魔物がせりあがって来た。


「悪魔召喚?」

「これはマズイ!」

「レオン、起きろ!」

「うっ···朝か?」

「寝ぼけてる場合じゃないぞ」

「早く逃げないと殺される!」

目の前では召喚された悪魔が信者たちを殺しまくっている。


俺は、魔法で縄を焼ききるとレオンの身体を引き上げた。

「こっちだ」

「あいつらが襲われている隙に」

血だらけになりながら、命からがら逃げ帰ってきた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ