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ソーサリーエレメント  作者: 吾妻 八雲


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白いローブの男

「ここじゃないな!」

「旧校舎だ!」

俺が、旧校舎の方へ歩いていると、

「君、ここは高等部だよ。

 君には、まだ早いんじゃないかな?」

大人の声が聞こえた。


そこには、白いローブを着けた。30代くらいの男性が立っていた。


「あ、ごめんなさい。ちょっと探し物をしていまして•••」

「探し物ですか、ちなみにそれは何でしょうか?」

「あ、いや、たいしたものじゃないので•••失礼します」

そういって走り出そうとすると、


「待ちなさい、捕って食おうってわけじゃないんだから、そんなに急がなくても」

と言った瞬間、彼の眼が赤く光り、俺の身体が宙に浮いた。


「まあ、話を聞きなさい!」

「はい、ごめんなさい」

「いい子ですね」

頭を撫でながらそういうと、俺を近くの椅子の上にゆっくりと下ろした。


俺は、転生者であること以外で、今までの経緯を話し始めていた。


「なるほど、君は、その紙切れがレオン君の事件に何らかの関係があるのではないかと思って、この高等部へ来たということですね?」

「はい、ごめんなさい」

「謝ることはありません」


俺は、少し話しすぎてしまったかもしれないと思ったが、レオンの左手の魔法陣のことと【MA•••】のことは、あえて伏せて話をしていた。

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