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隣の席の女子がグイグイきています  作者: 黒い糖
第一章 春は出会いの季節というらしい
22/22

22.成長の身体測定 その3

お久しぶりです。更新となりまぁす

 やはり自分で作った昼ごはんは美味しいなぁ…と思いながら出汁巻きたまごを頬張る。すると結奈さんが聞いてくる。


「その昼ごはんもヒナくんが作ってるの?」


「うん。芽衣の弁当と一緒にね、芽衣は美味しいって言ってくれるから作っていて嬉しいんだ」


「ふぃなのへぇしうみゃいもんは(ヒナのメシ美味いもんな)」


「木下…飲み込んでからね…」


 サンドイッチを口一杯にいれた木下ほにゃほにゃ声でしゃべる。その様子が少し面白かったから吹き出しそうになってしまった。

 彼は美味しそうに食べ、しっかりと飲み込んでから笑いかけた。


「ハハッ、すまんすまん。ヒナのメシは美味いからな、毎日食べても飽きないと思うぜ?」


「そんなにではないと思うけど…」


 そこに目をキラキラさせた結奈さんも参戦してくる。


「確かに!ヒナくんの料理が毎日食べられるなら幸せかも…」


「そんなに!?」


「あぁ…芽衣ちゃんが羨ましいぜ…」


「2人して!?」


 僕が驚いているところに結奈さんと木下は言い寄る。近いよ…


「夕飯のお誘いお待ちしてるからな」


「私も楽しみにしておくね!」


 2人してこちらにただならぬ圧を掛けてくる。この圧は自分の食のためならなんでもする…そんな圧だ!!


「え…、うーん、わかったよ…」


 観念してご飯のお誘いを解禁した。だって怖いんですものこのお二人…特に結奈さん。顔は笑ってるけど目が笑ってない!!


「楽しみが増えたよ〜!」


 結奈さん、同じく木下はるんるん気分みたいだ。ははっ…僕は少し疲れましたよ…



 昼休みが終わると5時間目が始まる…のだが今日は身体測定だ。授業がなくなり、その時間に測定が横入りしたのだ!


 僕はというと…とても憂鬱な気分である。ジャージに姿に着替えたはいいが、いかんせん落ち着かない!


「どうしたんだよヒナ〜、そわそわしちゃってさぁ〜」


「苦手なんだよ…身体測定は…」


 軽いノリの木下がヘラヘラと笑っている。


「大丈夫だって、ヒナは女子みたいなもんなんだからな!」


「それはフォローになって無い!」


 僕だって男らしい結果を残したい!ひ弱なままじゃずっと女装されっぱなしになってしまう!


 そのために…肉とかも食べてるし…?

 この身体測定に僕のこの一年の人生がかかっているとも言える!神にもすがる思いで今回の身体測定に臨むとしよう…



 大きな決心と共に臨んだ、その約二十分後…。僕は教室の自分の席で顔を伏せて項垂れていた(うなだ      )。結果は察しのことだろうが去年の結果とあまり変わらなかったのだ!


 その様子を見て木下はずっと笑っている…いや笑い転げている。コイツ、ゆるさん!


 ずっとこうしていても時間が過ぎていくのが現実なので、渋々顔を上げた。するとちょうど女子の人々も戻ってきたようだった。


 結奈さんが僕の顔を見るないなや、ニヤニヤ顔になっていく。


「ヒナくん、朝の約束覚えてるよね…?」


「えっと…その〜、はい…」


 僕はもごもごと答える。しかし結奈さんはいつもより元気に見える。


「さてさて、結果発表といこう!」


「私は…五センチ伸びてましたぁ〜!!」


 元気な笑顔で結果を伝えられる。oh…後ろからファンファーレが聞こえるぜ…


「それで…ヒナくんはどうだったかな?」


「い…一センチ…伸びてました…」


 結奈さんに静かに伝える。少しキョトンとした後、結奈さんはさっきの元気な笑顔を作った。


「二人で伸びてよかった!」


「う、うん…」


 急にこんな風に笑いかけられると少し恥ずかしいものが込み上げてくるなぁ…。


「それはとりあえず置いておいて…」


 なんだか…雲行きが怪しくぅ?


「勝負は私の勝ちってことで!ご馳走と…ヒナくんにはカワイイ服を…」


「oh…マジすかぁ…」


 どうやら結奈さんとの勝負からは逃れられないみたいだった。

久しぶりの投稿となりました。

これからは投稿頻度を上げていきたいです…

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