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隣の席の女子がグイグイきています  作者: 黒い糖
第一章 春は出会いの季節というらしい
21/22

21.成長の身体測定 その2

「朝から疲れた顔してるなぁ、ヒナ」



「あぁ…木下か…ぼくぁもうダメだ、逃げてきたけど…また女装させられてしまう…」



「うーん…似合ってるから良いんじゃね!うん、そうだ!」



 そう言ってうんうん頷いている木下。僕の額にはピキっと怒りを表すマークが現れる。こいつどうしてやろうか…

 木下に向かって鋭い眼差しを送っていると、後ろから先ほど聞いた声がかかる。



「ヒナくんさっきぶり〜、ススーって速く進んでっちゃうもん、追いつくのに時間がかかったよ〜」



 黙って行ってしまったことには少しだけ申し訳ない気持ちがあるので、ここは謝っておこう。何かされる前に…。



「あぁ…それは…ごめんね?」



「ふふっ、気にしてないから大丈夫だよ!」


 結奈さんはクスッと笑った。僕は、その彼女の笑顔を見て気分が少しよくなった気がした。



 キーンコーンカーンコーン!朝のチャイムが鳴ってHR(ホームルーム)が始まりを告げる。

 

「知っての通り、今日は身体測定だ。待ちに待った人もいることだろう…皆が一年でどれほど成長しているか…楽しみだな!」


 揚々とした声で先生は言う。


 僕からしたらとても嫌なのですが…しかしクラスのみんなは盛り上がっている。



「うちのクラスは午後からだから知っておくように!」


 先生が伝えてHRは終わりを迎えた。


 隣の席…結奈さんはニコニコした顔でこちらを見ている。

 そんなに見られると恥ずかしいな…


「ヒナくん楽しみだね!」


「う、うん…」


 どれだけ成長しているんだろう…心配になってきたな…




 朝のHRから時間は過ぎていって…今は昼休みの時間だ。

 昼休みと同時に昼食の時間でもあるので、みんな机をくっつけたり、1人で食べる人もいる。


 僕も朝作った、お手製のお弁当が包まれた袋を取り出した。

 すると…僕の席に机がくっつけられた。その机の持ち主は…結奈さんだ!


「ヒナくん一緒に食べよ〜」


「おっ、俺もいいか?」


 結奈に加え、木下も机をがっちゃんこする。それにより、3人での昼食タイムとなった。

少なめの文章量でしたが、次回からはボリュームをマシマシにしていきたいと思います。

お楽しみに…


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