18.食事はみんなで食べた方が美味しいらしい その4
お久しぶりの投稿です...
「いただきます!!!」
パチン!と手を合わせて、6人全員で声を出して挨拶をする。
挨拶が終わるとみんなスプーンを手に取ってカレーを食べ始めた。
僕も、とてもお腹が空いている、ぐぅーっとなっているような気もするがそんなことは気にしない。
ただ目の前に盛り付けられたカレーに釘付けになっているのだ。
スプーンでご飯とカレールー、両方を同時にすくって、口に頬張る。
肉と野菜が煮込まれ、選び抜かれたスパイスの効いたカレールーは炊き立てのご飯にとても合って美味しい...。
我ながら絶品のカレーを作ったものだ。
他の人もそれを堪能しているようで、作った人としてはとても嬉しい。
「んぅーーー!!!これだよ!!お兄!」
そう唸りながら言うのは芽衣、目をキラキラさせて食べる様は見ていて面白い。
横を見ると、結奈さんも目を輝かせていた。
「ヒナくん!これとっても美味しいよ!!」
結奈さんに続いて、森野さん、後藤さんも言う。
「ほんとほんと!これが作れるなんてたいしたもんだよ!」
「このスパイスの感じ...たまりません!」
そう褒められるとますます調子にのってしまってニヘラッとしてしまう。
その様子を見た木下はニヤけた様子で俺を眺めていた。
あいつはくすぐられるのが苦手だから後でくすぐることにしよう。
その後も、みんな美味しく食べてくれた。
食後のデザートにと、作っておいたプリンをみんなに出したところ、やっぱりプリンだよねぇ...という声が聞こえてきた。
プリンもお気に召したようで、みんなお腹いっぱいになった。
そのあとは、芽衣が先導してテレビゲームを取り出し、パーティーゲームが始まった。
すごろくのようなサイコロのゲームやら、みんなで協力するゲームやらで食後の時間を楽しんだ。
芽衣はみんなとおしゃべりをしてとても仲良くなったようだ。
時間は過ぎていき...時計を見ると9時半だ。
「もうそんな時間か...そろそろおいとましますか。」
木下がそう呟く。
それに反応するかのように、みんな帰宅の準備をしだした。
「みなさん!帰る時はお気をつけて!」
そう言ったのは芽衣だ。
芽衣は僕に近寄ってきて耳打ちをした。
「お兄!聞いた話だと、結奈さん以外の3人は帰る方角が一緒だって!こんな夜に女性に帰らせるのは危ないから送っていってね!」
そう後押しされて仕舞え、断ることもできない。
まず、芽衣の言っていることは正論なので返す言葉も見つからない。
「結奈さん、送っていきます。」
「ヒナくん良いの!?ありがとう〜!...もしかして芽衣ちゃんに何か言われた?」
芽衣よ...結奈さんに気づかれるとはまだまだだな...そんなことを思う情けない兄であった。
芽衣はお留守番をしてくれるとのことで、僕らを送り出してくれた。
しかし、多分後片付けは少しくらいしかやってくれないだろうな...と心の中でふっとはにかむ。
「ヒナくん、今日はとっっても楽しかったよ!また行ってもいいかな?」
笑顔で言われる。
不意打ちでそんなことを言われたものだから、気がどうにかなってしまいそうだったが、落ち着いて答える。
「もちろん!芽衣も喜ぶと思うよ!」
すると、結奈さんが僕の顔を下から覗き込む。
ヒェッ!と言う声が出そうだったが、喉まで出かかったところで飲み込んだ。
「ヒナくんは喜んでくれる?」
確かめるように、首を傾げて尋ねる結奈さん。その頬は少し膨らんでいるように見え、ぷくーっとしている。
「もっ!もちろん!!僕も!」
驚きを隠せない感じで答えてしまった。
恥ずかしさで少し顔が熱くなる。
その様子を見た結奈さんは笑っていた。
「そういえば、ヒナくん、その格好のまま来ちゃったね。とっても似合ってるよ!」
そこで女装したままだということに気がつく。
がくりと肩を落とす僕に、結奈さんはニコニコしていた。
その笑顔がとても怖いです...
その後、結奈さんと話をしながら歩いていくと家に到着した
結奈さんの家は高校生になって引っ越してきたようで、僕の家から少し歩いたぐらいだった。
笑顔で「またあしたね!」っといってくる姿はとても可愛いと思った。
僕は芽衣がグータラして待っているであろう我が家へと帰っていった。
ご覧いただきありがとうございます。
とっっても久しぶりの投稿になりました。
これから週1〜週2で投稿していきたいと思っております!
ぜひぜひご覧ください〜




