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隣の席の女子がグイグイきています  作者: 黒い糖
第一章 春は出会いの季節というらしい
15/22

15.食事はみんなで食べた方が楽しいらしい その1

 今は学校の帰り道、今日は帰る時間が一緒ということもあり、我が妹、芽衣と下校中である。


 その芽衣はというとルンルン気分のホップステップなんぷっぷ、ご機嫌である。

 

 その理由は一つ、今日の夕ご飯には結奈さんを筆頭に、森野さん、後藤さん、木下の4人が招かれた。ちなみに招いたのは芽衣である。


 ということで、普段は一人で行くことが多い近所のスーパーへ、僕と芽衣とで買い物をすることになった。


 僕含め5人。ということは量が必要になるだろうなぁ、と思いつつ、食材を手に取る。


「お兄〜この人参安いよ!」


 芽衣に呼ばれ、寄って見てみる。おぉ、安いじゃないか...。あっ、こっちのじゃがいもも安い!

 人参、じゃがいも、とこれば、ぴったりの料理がある!


「よし!今日の夜はカレーを作るぞ!」

 

 そういうやいなや、芽衣は飛び跳ねるように嬉しがる。


「カレー!?やった!お兄大好き!」


「もっと褒めてもいいんだぞ!」


 調子に乗っていると周りの目線が少し少しこちらを向いていることに気づき、少し恥ずかしくなってしまった。


 カレーは世の家族の味方。子供から大人まで大人気のメニューだからな、芽衣の大好物でもある。寝かせればコクと旨みが出てめちゃくちゃ美味しくなるんだよなぁ...。


「ささっ!お兄!そうと決まったら他のも探しに行くよ!」


 夜はカレーと知った芽衣が目を輝かせ、手招きしている。やけにやる気だなぁ...。じゃがいもをカゴに入れ、芽衣と食材を調達すべく歩き出した。


 

「いやーいっぱい買ったねーお兄〜。」


 アイスを片手に芽衣が言う。それを見る僕も買い物袋を持つ反対の手にはアイスが握られている。

 家にアイスは沢山買い置きしてあるが、こんな買い食いもたまには悪くないと思った。第一、芽衣が喜んでいるしね。


 長いことスーパーに居たせいか、店を出る時には少し、日が沈みそうな、オレンジ色に町が染まり始めていた。

 2人がアイスを食べ終える頃に、ちょうど家に着いていた。時間は5時ちょうどだった。


 4人が来るのは7時ごろと決めていたので、それまでには今日の夜ご飯のメニュー、カレーを作らなければならない。


 芽衣も4人(多分、結奈さん始め、女性陣3人が来るから協力的なんだろう)が来るから楽しみなのか、夜ご飯の準備にいつもより協力的である。


 人参、じゃがいもと切り、調理をしていると、食器の準備をしていたはずの芽衣が話しかけてきた。


「お兄、せっかく友達が来るんだったら...良い服着ないとね...!!」


 そう言う芽衣の手には、女物の服を持っている。これはッ!まずい!そう思って逃げようとするが、調理をすっぽかして逃げることなどできない...。


 ニヤッと芽衣の口角が上がり、不適な笑みを浮かべる。ここまでが...。


 結局、芽衣に捕まり、女子がデートに行くんじゃないのかぐらいの女物の服を着ることになった。当然、着替えの時間はロスすることになってしまった。



お久しぶりです

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