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隣の席の女子がグイグイきています  作者: 黒い糖
第一章 春は出会いの季節というらしい
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1.隣の席の話題の女の子

違う作品ですね、読んでくださるとありがたいです

 目が覚める、時計を見ると7時半いつもと同じ起床時間だ。

 僕の名前は北原日菜(きたはらひな)、今日から高校二年生、妹からはぬぼーっとしていると言われる、けどこの時間に起きるのは優秀ではないだろうか。とりあえず食事を取ろうと一階へ降りると声が掛かった。


「あ!お兄おはよう!」


「ん、おは芽衣」


 妹の北原 芽依(きたはら めい )は、今年から高校生だ。「お兄と一緒のところ行きたい!」と言っていて受験に合格し、高校も同じ学校になった。僕は芽衣といっしょにこの家で暮らしている、両親は海外に転勤したが「日本にいて欲しい」と言うことで2人だけだ。芽衣はとびっきりの笑顔で言ってきた。


「お兄、朝も可愛い!」


「僕は嫌だけどね、こんな女子みたいな容姿は。」


 これは僕の悩み、生まれた時から女子のような容姿をしているので、誰からも可愛いなどと言われる。多分高校でも続くだろう、気にしてはいないけど。


「えーいいじゃんか、それとたまには可愛いふく着てよ人気者になれるよ?」


「アピールしなくたって言われるんだからそんなことしなくてもいいんですー。ていうかなんで着なくちゃいけないの?

 それともうそろそろ行くからね。戸締まりよろ」


「はーい……でも絶対似合うと思うんだけどなあ」


 なにか聞こえた気がするけど気にしない。実は僕には友達があまりいない。なぜかは知らない、なんでだろう?この容姿のせいかなあ。うん、まあいいや。

 家から歩いて約10分、僕が通う高校の「虹が丘高校

 」がある。校門から入ると声がかかった


「お!ヒナじゃねーか、今年も、同じクラスだといいな!」


 元気よく声をかけてきたのは小学校から一緒の学校の木下快斗(きしたかいと)だった。


「ん?あぁ快斗か、誰かと思った。」


「相変わらず可愛いが反応は鈍いな、ずっとゲームしてたからだろ?」


「快斗もそうじゃん。」


 まあそうだけどよ、とぶつぶつ言っている。木下と駄弁ってる間に学校に着いた。


「えっと……クラスは、お!同じクラスだぞやったな!」


「えーまたなの?」


「お、お前嫌なのか?いいじゃねーか、そ、れ、に、なんとあの西野 結奈(にしの ゆな )さんと一緒のクラスなんだぞ、これは嬉しくないのか?」


 西野結奈?うーん、うん?思い浮かばないな喋ったこともないし。考えてると快斗は続けた。


「おまっ、マジでわからんのか?全く、ヒナは変わらないな周りが見えてない。」


「それ馬鹿にしてない?」


「馬鹿にはしてるぞ?大体この学校で有名で学校外でも知られてる人を知らないなんてヤバいからな。」


 そうなんだ、話しているうちに教室についた。えーっと席は後ろか。席に座った時不意に声が掛かった。


「えーっと北原君だよね?これからよろしくっ」

不定期で投稿していきますが、見てくださるとありがたいです

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