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プロローグ#2
ふぅ、とりあえず落ち着いたが…
確か帰ってる途中に頭に衝撃が……ってこれ、俺死んでね?
なるほどね。これはあれだ。転生だ。
いやー、ほんとに転生ってあるのね。
…………………
『おぎゃぁぁぁ』
これは仕方が無い。何もわからず死んだことを理解してしまったんだ。体の方が泣いてくれてるから今の俺の精神は冷静でいられるが…
「こんな所に赤子の泣き声じゃと?」
声が聞こえた。幼さのある女性の声だ。
そう思っていたら女の子が覗き込んできた
「ふむ、捨て子か。どれ名はなんというのじゃ?ぬっ、名がないのか。無責任な親じゃの」
そう言って悲しい顔でこちらを見る少女。よく見たら耳が尖っている。…ん?耳が尖っている!?
そんな、まさかエルフみたいな…まじでエルフ?
これって異世界転生じゃん!?
「そうじゃ!わしが育てるか!そうじゃ!
それが良い。長き時を生きようともこういうことは感覚に頼るのがよいのぉ」
どうやら俺は異世界に転生し、このエルフの
少女?に育ててもらえることになったようだ。
よかった…森で野垂れ死にしなくて…
プロローグ終了です!次回は少し成長した主人公です!