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牧場の錬金術師 ~地雷職を極めた私はゲームだった世界に無双転生~  作者: 夢辺 流離
プロローグ ~ 怠惰なる牧場の一日 家族紹介~
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穏やかな心を持ちながら

 ぶっちゃけ牧場だなどと言っても、自家消費+αくらいの規模でしかないのでそれほどやることはない。何より“錬金術“という反則(チート)があるのだ。

朝早くから起きて作業している本当の牧場の人にはとても言えない。


 今も食後の腹休みと言ってお昼寝の最中である。タキタテのぶっとい腕を抱き抱え、手の肉球を低反発の枕にしてとても満足そうなニクス。


 横になっているタキタテの体の上で丸くなっているジーニャ。


 タキタテは寝心地が悪くないよう努めて動かないようにしながら穏やかな表情でニクス達を見る。


 生活スタイルの違いから一緒にいる時間が短いタキタテにとって至福な時間である。

いつもそのあとで右腕がピリピリするが。


 因みにこの間の牧場の警備は、畑の雑草取りを兼ねて放牧されているこっこさんとぎゅ~ころである。ぎゅ~ころはどうも大雑把で大きい雑草と目に入った雑草をモッキュモッキュと食べ、こっこさんは畑の畝を中心に、細めに突きとっている。


  それぞれ性格が出ていて、結果彼らの後に雑草は残らない。ときどき、ぎゅ~ころが雑草と一緒にパセリをもっきゅしているが止める者はあいにく誰もいないのである。


 話は戻り、くぅくぅと寝入っているニクス。

甘々な同居人たちは眠る手助けをする始末でお前起きたばっかりだろうがなどとツッコム者はいない。


 因みにタキタテはニクスの抱きまくら兼枕の右前足を大事にしている。お昼前には手の平?を綺麗にするのが日課だし、右前足の毛並みのケアには特に気を配っている。


「んん~、ふにふに~」


 肉球に頬を押し付ける緩みきった表情を鑑みれば、タキタテの日頃の努力は実を結んでいるようだった。



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