表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/200

月下のお茶会 フローレア2

「そっちの呼び方はあまり好きじゃないんだ。ニクスって呼んでよ。」


 ニクスが困ったように言う。


「まぁ!愛称で呼ぶ許可を頂けるなんて!光栄です。それではニクス様と呼ばせていただきますね。」


 ひどく興奮して嬉しそうなフローレア。


「フローレアもさ、後ろに何かつくんじゃない?例えば


    フォン・アール

      

           とか」


 それを聞いたフローレアのビクッとした反応が何より雄弁に真実を物語っていたが、


「その名は代々の陛下のみが名乗ることを許されるものです。私にはその資格はありません」


 紡がれた言葉は真逆だった。


「…それがこんなところにいる理由?王族が住むのに相応しいとは思えないけど」


 もっともである。


「そうでもありませんよ。月が綺麗ですし、変わったお客様が見えて、貴族の令嬢たちのとは違う、無駄に気を張らずに楽しめるお茶会が開かれたりしますから」


 そう言って上品に笑うフローレア。


「あ、このクッキー美味しいです。ふふふ、甘いものはあまり食べられる機会がないので嬉しいです。」


 異次元倉庫から出したクッキーは出来立てのままホカホカだ。それを食べる様子も上品で、寝転がりながらパクついていた自分が恥ずかしくなるニクス。


「今回のことは申し訳ありませんでした。ただ言い訳させていただくなら、ことの発端は帝国の動きにあったのです。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ