表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

掌編小説集2 (51話~100話)

足跡

作者: 蹴沢缶九郎

海から吹く風は、肌を刺す様な冷たさがある。冬は寒さだけでなく、どこか厳しさや寂しさももたらすように感じる。


砂浜に残された二つの足跡がある。


歩幅の大きな足跡の傍に、歩幅の小さな足跡。


歩幅の小さな足跡は、時おり歩幅の大きな足跡の上を重なる様に残っている。


それまでずっと続いていた二つの足跡は、ある所で分かれ、そこから一つになった歩幅の大きな足跡だけが続いた。


二度、三度と打ち寄せる波が、砂浜に残った別れの足跡を消しさっていった…。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ