表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

砂漠の戦士

獣の段通

作者:ハシバミの花
砂漠の外縁に位置する城塞都市ハリングツ。
その郊外の段通職人組合の建物に、夜半、強引に入庫した商隊がある。
商隊を率いるのは、異相の商人エラゴステス。
新たな商材を製作するため、職人を借りたいという。
施設の長デルギンドリは、気が進まぬながらもエラゴステスの計画に乗る。
「その商材は、秘密こそ価値」
そう主張するエラゴステスに、中継倉庫として使っていた都市の東の砦に職人たちをこもらせ、五〇〇の日数を過ごさせることになった。
だが、何者かが彼らを監視する様になり、状況はキナ臭くなる。
ある新月の夜、監視が砦に侵入したところを、商隊の護衛隊長ティグルが仕留める。
監視者は精強で知られた砂漠の戦士、たかだか段通職人を調べるには過剰な人員だった。
砦の警護の内通者から監視者の背後の存在に接触し、エラゴステスはそれがただの美術品であることを証明する。

五〇〇の日がたち、彼らは完成した段通を、都市をすべる帝に献上する。
現帝は破壊的な人物であり、エラゴステスの段通に強い興味をしめした。
「唄を用意してあるのだろう! そこの吟遊詩人に唄わせよ!」
帝の要望を聞いたエラゴステスは、こう答えた。
「唄よりも、一風変わった余興など、如何でしょうか——我らが砂漠を迷い、間違ってこのコブイェックなるこの獣と、出くわした一部始終など」
吟遊詩人の爪弾く琴を伴奏に、エラゴステスは商隊が全滅しかけたその出来事を、語りはじめた。
幕前
2024/10/14 07:00
異相の商人
2024/10/14 12:00
東の砦
2024/10/15 12:00
事の裏側と始末
2024/10/16 12:00
謁見の間
2024/10/18 12:00
獣の段通
2024/10/19 12:00
帝の座
2024/10/20 12:00
遁走
2024/10/22 12:00
兵器
2024/10/23 12:00
白兵戦
2024/10/24 12:00
砂漠の戦士
2024/10/25 12:00
讃歌
2024/10/26 12:00
清算
2024/10/28 12:00
幕引
2024/10/29 00:00
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ