「もう!……いいよ……きて」『新加入メンバーは……幼馴染み!?』
チュンチュン……クチュン!
部屋の窓から朝日と共に、清々しい鳥の鳴き声が聞こえる。
【いきなりスキル『年齢制限』発動!】
※マーサの布団にモザイクがかかる!
「ちゅくちゅく……ちゅぽん!……んんっ!!」
マーサの布団の中からも、イヤらしい鳴き声が聞こえる……。
「ん!んっ!……ごっくん!苦っ――!」
布団の中から勇者ユキノのいつもの台詞「苦っ――!」を聞いて、いい加減に起きようと布団をめくる。
「……お、おはよう」
布団をめくり、自分のバナンポを丁寧にお掃除しているユキノ(モザイク)に挨拶をする。
「ちゅぱ!ちゅぱ!おっ!マーサ!綺麗にしておいたよ!」
自慢のけもみみをパタパタさせながら、ユキノが布団から顔を出す。勇者のルーティーン『おはようアサイン』が終わった!
【スキル『年齢制限』解除】
「う、うん……ありがと……」
ひとりで宿屋のベッドで寝ていたはずなのだが、なぜか布団の中に潜り込んでいた勇者ユキノに疑問を持ちながらも、とりあえずお礼を言う。
「あとでパーティー登録の件で冒険者ギルドに来てもらえないだろうか?今日は午前中に人と会う約束をして、昼頃でいいのだが……」
「いいよ。俺も午前中、トモミンから「支援魔法の特訓に付き合ってください」と頼まれていたから、それが終わったら向かうよ」
「ありがとう。待ってるよ!」
そういうとマーサの布団の中から颯爽と飛び出し部屋を出る。かっこいいのか、かっこ悪いのかよくわからない!
【冒険者ギルド】
王都には冒険者の『登録』『依頼』『報酬』を担うギルドが、あるには……あるのだが、実はあまり繁盛していない。この国の男性が全員A型で、A型の男性は『プライドが高く失敗することを極端に嫌う』ことから、リスクの高い『冒険者』を選ぶ人があまりいないからである。
逆に女性は全員B型で、自分の意見をしっかり持ち、周りの意見に左右されず独自の意見でマイペースに行動ができるので、冒険者には向いている。
ただ、それ故に周囲との温度差が生じやすくパーティーを組むのが苦手という欠点もある。
ガランとした冒険者ギルド内に置かれたテーブルに勇者ユキノ、剣聖レキともう一人、緊張した面持ちの少女が座っている。
「では、自己紹介をよろしく!」
スキル『勇者』を授かったユキノは、無条件で魔王討伐の使命が与えられる。魔王の力は絶大で、同じ出現率の少ないSRスキルである『聖』シリーズの『祝福』を受けた者は必ず勇者との面談を受けるのが一般的だ。
※マーサの「URスキルAV男優」は未知のユニークスキルなので例外である。
「はじめまして!『拳聖』のスキルを授かりました『レキ』です!」
「おお!これは頼もしい!拳だけで敵を倒す『拳聖』とは!是非とも我ら勇者パーティーに加入してもらいたい!」
「そんな私なんて、役に立てるかどうか……。でも、自慢したい人もいるので、どこまでやれるかわかりませんが、精一杯がんばりますので、これからよろしくお願いします!」
椅子から立ち上がり、深々とお辞儀をする。
「レキ殿!これからよろしくな!」
イクも立ち上がり、レキと固い握手をかわす。
「あと、すごい魔法使いが仲間でいるのだが……今、仲間と修行中でな。……見に行ってみるか?私も修行したいし!」
ユキノはテーブルの上に置いてあったバナンポジュース(本物)を一気に飲み干してから立ち上がる。
「魔法使いですか!私は魔法が苦手なので見てみたいです!幼なじみでやたら魔力高いやつがいるのですが……あいつは、ただの変態で……」
胸をおさえながらボソボソ呟く。
「ん?何か言ったか?」
聖剣ゼックスカリパを背負いながらイクがレキの方へ顔を傾ける。
「い、いえ!行きましょう!」
慌てて椅子をテーブルの中へ入れる。
「よし行こう!」
勇者ユキノは緊張した顔のギルド職員に手を振りながら、冒険者ギルドを後にした。
町のすぐそばにモンスターも寄り付かないほどの小さな山『ウラヤマ』が見える。ちらほらと木々に覆われ、昔は剣士や魔法使いの練習の場として使われていたが、冒険者が減った今ではほとんど訪れる人もいないという。
勇者ユキノ、剣聖イク、拳聖レキの三人はマーサとトモミンが修行していると思われるウラヤマの中腹までやってきた。
「あ、あそこに!!」
イクが指差した場所に二人の影が見える。
【スキル『年齢制限』発動!】
※木の根本辺りにモザイクがかかる!
「んっ!んっ!んっ!んっ!んん――!」
ジュルル~ジュルル~ンパッ!
「いいぞ!その調子だ!視線は俺に向けろ!」
「ふぁ~い!ん!んはぁ!がん……ばるにゃ……んん――!!!」
じゅぷ!じゅぷ!レロオォォ~!
「……ああ……出そう」
「『出そう』じゃ、ねぇ――わ――!!」
突如飛び出した拳聖レキの渾身の必殺のアッパーカット『愚か者よ!』がマーサに炸裂した!
バッキャァ――ン!!
「ぐわぁ――!!!!」
モザイクから飛び出したマーサは30メートル……いや、50メートルほどぶっ飛んだ!マーサは250KP獲得した!
「ぷはぁ――!ご主人様ぁ――!!!」
【スキル『年齢制限』解除】
「マーサ殿がぶっ飛びました!」
イクが遥か遠くのマーサを指差す。
「追おう!」
ユキノの掛け声で、ぶっ飛んだマーサを追い駆け寄ると、察したマーサはすでに地面に正座をしていた。
「……で、トモミンは支援魔法の特訓をしていたと……?」
マーサの前で、腕を組み仁王立ちの剣聖レキが事情を聞く。
「はい!私の歌声による支援魔法は『喉』を鍛えないと強化できません。だからご主人様にお願いして手伝ってもらってました!」
マーサに合わせてトモミンも正座をしている。
「……そういう……ことです」
正座をしながら反省の弁(言い訳)を述べる。
「だ、だとしても!あんなの……咥えて……」
レキは思い出して顔を赤らめる。
「あれは、いいぞ!魔力が上がる!」
ユキノが「うんうん」と頷く。
「え?……どういう意味ですか?」
レキには意味がわからなかった!
「い、いや……あの……へへへっ」
さすがのユキノも頬を赤らめるだけで答えられない!
「まさかレキ殿がマーサ殿の幼なじみだとは驚きましたよ!……はは」
剣聖イクが場を和まそうと頑張ってみたが、レキの怒りは収まりそうになかった。
「もう!絶対、許さないんだから――!」
腰に手を当てるいつものポーズをしながら幼なじみのマーサを睨み付けた!
これは、許してもらえなさそうだ!
<100KPを使用します。剣聖ゼックスカリパに魔法を付与します。>
突如、マーサの頭の中でナビゲーションの声が聞こえる。
「……ん?どういうこと?」
殴られて腫れた頬をさすりながら、イクの腰で輝く聖剣ゼックスカリパを見てみる。
『……しかたないわね』
聖剣ゼックスカリパから声が聞こえた。
イクの聖剣ゼックスカリパが『ピッカ――!!』という効果音がぴったりな光を放ち、突如マーサとレキは四方をガラスで覆われた部屋に閉じ込められた!
「こ、これは!?エスオーディーンの『マジックミラーゴ』!?」
ユキノは驚きを隠せない!
思い出される死闘(?)の記憶。
「ダンジョン最下層フロアボス『エスオーディーン』のレア魔法をなぜゼクスが使えるの!?」
イクはガラスを触りながら、本物かどうか記憶と照らし合わせる。しかし、ガラスを触っていた時は、マーサに後ろから入れられていた時だと気づき、急に『ボッ!!』と顔が赤くなる。
「どうしたイク?それにしても、聖剣ゼックスカリパよ、どういうことだ?」
真っ赤になるイクの顔を一瞬覗き込んでから、イクの腰に帯刀している聖剣ゼックスカリパに質問する。
『……なんか、覚えたのよ』
聖剣ゼックスカリパは簡潔に答えた!
『…………そう』
ユキノとイクは「……そう」と見事にハモると、そのままガラスの壁にもたれながら座った。これから起こるであろう行為を察し、二人で空を見上げた。雲ひとつない空は清々しいほどに青かった。
【ガラスの部屋の中】
「んで……ここから出るには、その『賢者タイム』しかないと……」
正座したままのマーサに圧をかけながら、前回の経緯を説明させる。
「……はい」
マーサはこれまでの事の顛末をこと細かく説明した。
「ほ、ほんとに向こうからは、こっちのことは見えないんでしょ――ね――!!」
ガラスの壁の外で空を見上げている勇者ユキノと剣聖イクを指差す。
「……はい(たぶん)」
こっちに好奇心旺盛な目を向けているトモミンに『ダメだって!』と目で合図を送った。
「はぁ~」
レキはいつもの腰に手をおくポーズをしなから深くため息をついた。
「ご、ごめん」
素直に謝る。
「……しかたないわね」
レキは観念したのか、座っているマーサの足の間に入り自分も同じ方向で座る。恋人座りだ!
「顔を見られると……恥ずかしいから、後ろからね。……どうぞ」
レキは目をつむりマーサに身を委ねる。
「え!?いいの!?」
マーサのバナンポが『ムクムクムク~』と大きくなり、レキのお尻にあたる。
「もう!あんたが素直なのはそこだけなの?いいって言ってるでしょ!」
「そ、それでは……もみもみもみ」
マーサは遠慮なくレキのおっぷにを服の上から揉んだ。
AB型は遠慮はするが、後悔はしない!!
「んっ……」
態度とは裏腹にレキはめちゃめちゃ緊張していた!
……ドキドキ!ドキドキ!
……やば!いざ、するとなるとメチャメチャ恥ずかしいよぉ――!
レキの顔がみるみる赤くなる!
もみもみ!もみもみ!もみもみ!もみもみ!
「ちょ、ちょっと!あんた、もみ過ぎ……んぁ!」
なぜおっぷにを揉むのか!それは、そこにおっぷにがあるからだ!
「あん!ちょっと!……ああ、もう少し、優しくしてよ!……あん!あ……でも、久しぶりで……気持ちいい……」
マーサに包まれ、恥ずかしくも体が火照る。
レキは以前、聖堂前でマーサにおっぷにを揉まれてから、ずっと、ずっと、ず~っとおっぱいを揉まれたかったのだった!
「レキ……拳聖になったんだね。すごいよ」
レキのおっぷにを揉みながら、素直に褒める。
「う、うん」
「肌……綺麗だね」
「おっぱい揉みながら言う事?……でも、ありがと」
幼馴染みと初エッチという甘酸っぱさ!
こっそり覗く仲間の顔が梅干し(異世界No.1おにぎり具材)を食べた時の顔になる!
ん~酸っぱぁ!
「こ、今度は私が……て、手でしてあげる!」
レキは幼なじみにおっぷにを揉まれる恥ずかしさに耐えきれなくなり、攻守交代を提案。
体の向きを変え四つん這いになり、マーサのバナンポを強引に取り出した。
【スキル『年齢制限』発動!】
※ガラスの壁が磨りガラスに変化!レキの心の中の声が聞こえる!
(うわ!男の子のここ……こんな感じなんだ……初めて見た……。これが……私の中に!?)
「お、お手柔らかにお願いします……」
「あ!今、不安になったでしょ!拳聖なめんじゃないわよ!」
シュッ!シュッ!コシコシ!シュッ!シュッ!コシコシ!
(……で、デカ――!?な、なにこれ!?こんなにおっきくなるの?他の人の見たことないけど、これ、明らかにおっきくない!?昔見た時は、もっとずっとちっちゃくて「ポークビッツ(異世界定番の小さいウインナー)みたいでかわいい~」って言ってツンツンして遊んでたのに!なにこのデカさ!バカなの?バカだから?こんなの私の中に入るわけないわよ!)
「あの……レキ?やっぱり、やめとく?」
「はっ!?ちょ、ちょっと昔と違って、お……大きいからビックリしただけよ!あんたはじっとしてなさい!」
「うわぁぁ――!き、気持ちよすぎる!!」
「えへへ!これはどう?にぎにぎ……」
にぎにぎ、さわさわ、シュシュ、こねこね……。
「ああ!優しく触られてるのに強弱が絶妙で全体を包み込みながらも俺の弱い先端を中心に攻められるぅ~」
「……あんた、昔から思ったことは全部口にするわね」
「ああ!初めての感覚!あ……もうダメかも……」
「え!?出るの?どうしよう!?ティッシュないし!え、えい!」
ドックン!ビュッ!!ビュッ――!!
(出てる……っ!)
(なんか、いっぱい口の中に出てる!)
「んぁ……ごっくん!!もう!飲んじゃったじゃない!バカ!」
(……うまく出せた?……嬉しい)
「ふぅ……拳聖って……すごい」
※スキル拳聖は手技がとんでもなく上達します。
【その頃、壁の外】
「……ね、ねぇ……イク」
壁の中をガン見するユキノは体操座りをしているイクの方へ顔を向ける。
「……は、はい!?私は何も聞こえていませんが!!」
イクは律儀にも両手で耳をふさいでいる!
「その……私たちも……しない?」
「へぃ?」
剣聖イクが変な声を出したと同時に勇者ユキノはイクに覆い被さった!
「ちゅ~!」
すぐにイクの唇を奪う!
さすがは伝説の勇者!両刀使いは伊達じゃない!
「あぁ~!?ユキノ様ぁ~!はぁ~ん!こんなとこで私の胸を出さないでください~」
ユキノは馴れた手つきでイクの軽鎧と服を脱がした。
【またまた壁の中※スキル『年齢制限』発動中】
……んぁ……んん?……んんんんんっ――!!?
「ぷはっ――!ちょ、ちょっとマーサ!あんたここ大きくしすぎ!顎が外れるかと思ったわ!」
「あ、ああ……ごめん。外でユキノとイクが……」
「え!?ユキノ様とイク様が……ええ!?」
「……レキ、我慢できない!」
「もう!……いいよ……きて」
「レキ――!!」
「え!?ちょっと待って!私、初めてだから!最初は普通に……」
「いや!やっぱり、そんな大きいの入らないって!待って!待ってっ!んんんぁあ!!!!」
【急な回想 スキル『年齢制限』解除】
「マーサ!あんたを好きになる人なんて、一生現れないわよ!」
レキ(7歳)はマーサと砂遊びをしながらあっかんべーをする。
「7歳に言う言葉じゃないよ……レキちゃん」
7歳にして砂でグラマーな女性を作り上げているマーサがレキに言う。
「もし、よかったら、私と……あの……その……結婚……」
砂をグリグリしながらモジモジする七歳レキ。
「……けっとう(決闘)?」
「ち、違うわよ!バカマーサ!もう、いいよ……」
マーサの砂の美少女をグーパンチで壊す。
「ああ……最高傑作が……。でも、いいよ……大きくなったら……しよう」
「え!!?」
頬を赤らめる7歳レキ。
「大きくなったから……しようね」
「え!!?」
頭にハテナを浮かべる7歳レキ。
「……入れるね」
いつの間にか四つん這いにされているレキ(7歳)にマーサが覆い被さる!
「え――!?」
【現実 スキル『年齢制限』発動!】
「い、入れ……!?……あぁ……大きい……!?待って!!」
「レキ!俺、もう、我慢できないよ!!」
「わ、私のこと……好き?」
「え?小さい頃から、ずっと好きだよ?」
「え!?…………ぐすっ」
「あ……ごめ、ごめん!……痛かった?」
「ご、ごめんね……」
「バカ……嬉し泣きよ。……いいよ……きて」
「れ、レキ!!」
「あ……待って……すぐに動かないで……!!」
「!?……わ、わかった!!」
「…………はぁ……はぁ」
「……ふぅ……ふぅ」
「……んん、少し馴染んだかも」
「……レキ」
ズブゥゥ……!?
「あんっ!激しっ!ちょっとマーサ!やん!はぁ――ん!!」
【ガラスの外 こちらもスキル『年齢制限』発動!】
「ユキノ様が……どんどん溢れてきます!」
「イク!そこ……そんなに深く!だめぇ――!!」
【ガラスの中】
「これは……我慢できない――!!」
「レキ!ごめん――!!」
「んあ!!?あっ!速い!止まって!マーサ!あぁん!!そんなとこまで!あ、あ!?イク――!!」
「あぁ――!や、やめて――!!」
「え?や、やめる?」
「ば、バカぁ~……やめないで……」
「お、おう」
「んぁ――!!いやぁ~やめてぇ――!」
「――!?」
「んぁぁ――!!だめだめ……イッ――!!」
「――――ッはぁん!!」
【ガラスの壁の外】
「ああっ!イク!こっちも……すごい――!!」
モザイクから外れているガラスの壁に立てかけてある聖剣ゼックスカリパが叫ぶ!
『そう、脇の下を舐めながら右手で胸を揉んで……いいわよ!その調子でイかせなさい!』
まるで司令官のように的確な指示を飛ばす『聖剣ゼックスカリパ』!
「わかったゼクス!こ、こうか!!」
「ああ――!イク……すごい!」
『最後にしっぽを出し入れするのよ!』
聖剣ゼックスカリパがすごいこと言った。
「……へ!?しっぽ?え!ええ!?」
驚くことにユキノのしっぽはお尻の穴から生えていた。何を隠そう、勇者ユキノは獣人族のふりをしているが、実は『けもみみ』と『しっぽ』が大好きな『人間族』なのだ!
「ああ!!おし……いい!……しり……れちゃう!!んぁ――!!」
「ユキノ様ぁぁ――!!!」
【ガラスの壁の中】
「ん!あぁ……ん!そんなとこ――!?」
「ん!んは!……が……しちゃう――!!」
ガラスの壁の中のレキの声が聞こえるはずのない外のユキノの声とハモり出す!
「あっ!マーサ!あぁ――!」
「あっ!あっ!あっ!イク!」
『あああ――!!……っちゃうぅ――!!!』
最後はふたり、見事にハモりながら絶頂をむかえた。
「……いっぱい……」
【スキル『年齢制限』解除!】
※磨りガラスが透明なガラスに戻る!
レキはおなかの辺りを擦りながら幸せそうな表情をしていた。
「……ぴ、ピロートークン~!」
マーサは賢者タイムを発動させ、フラフラになりながらもレア魔法『ピロートークン』を唱え、見事ガラスの部屋を打ち消したのだ!
すぐさまトモミンはマーサのバナンポの回復(お掃除)に走る!
「ご主人様!じゅるる……今、キレイに(回復)します!」
お掃除好きのトモミンはメイドを天職だと思っている!
「二人とも大丈夫ですか!?」
イクはぐったりしているユキノとレキを心配する。
「マァ~サァ――!!!!」
ゆっくり立ち上がり、涙目のレキがマーサの前で仁王立ちをする!これは、かなり怒っているか!?
「ご、ごめん!レキ!ちょっと(かなり)動きすぎちゃって……ほ、本当にごめん!!」
これは誠心誠意、謝るしかない!
「ほんっとに、あんたは……!!」
それだけ言うと、振り向き歩き出すレキ。冒険者ギルドの方角だ。
「あ、あれ?」
さすがに殴られるかと思った!なんなら殴られて100メートルぐらい飛ばされる覚悟をしていた!
「よし!パーティー登録だな!マーサも!トモミンも早く冒険者ギルドへ戻ろう!」
お尻を押さえながらユキノがレキを追いかける。
「あ、ああ……」
レキに殴られなかったことを不思議に思うマーサ。
「わ、私も……!!?」
「もちろん、トモミン殿も勇者ユキノ様に力を貸してください。」
勇者パーティーに誘われ、驚きを隠せないトモミンに剣聖イクが優しく手を差しのべる。
「はい……でっす!」
マーサとトモミンも正式に勇者パーティーになるべく、冒険者ギルドへと向かった。
【冒険者ギルド】
「……マーサと……しちゃった……やったぁ~(小声)」
レキはパーティー登録書に自分の名前を書きながら小声で呟く。
「おや?……レキ、顔が赤いが?大丈夫か?」
「ひゃあ!は、はい!大丈夫です!」
ユキノに顔を覗かれ、登録書を顔を近づけてニヤけている顔を隠す。
「ん?」
不思議そうに顔を隠すレキを見る。
その隣では、マーサも真剣に登録書とにらめっこしていた!
「えっと……『マーサ・バナンポ』と……」
「マーサ殿……息子の登録は、また今度にしてくれ」
真面目なイクが呆れる。
「……ご主人様ぁ」
たまにご主人様と呼ぶのが恥ずかしくなるトモミンであった……。
【少し前 天界】
マーサのバナンポがバナンポエクストラにバワーアップしていた頃、女神フレイヤは別の何かと戦っていた……。
「はぁ――!?規約違反で配信できないってどういうことよ!!なんで私が、BANされなきゃならないのよ――!(※アカウント停止されられること)」
※女神チャンネル凍結!
理由:配信の内容に不適切な表現がありすぎるため
……至極、当たり前だった!!
※この小説は優秀なスキル『年齢制限』のおかげでR15指定にうまく修正されています。
これも読者様の温かい心遣いの賜物でございます。
<そんなこんなで……つづく!>