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二話 メイドを雇いたい

『んー今日も来ないかなー・・・』

『マイさん。メイドはもう諦めない?』

『やだっ!』


メイドを雇いたくてギルドで依頼書を作るも、なかなかうちにメイドさんが来ない事に悩んでいた。


『どうすれば来るかなー。時給を倍にしようかな?』

『ずっと思っていた事があるんだけど、マイさんの金銭感覚はどうなってるの?』

『えー普通だよー』

『朝の餌やり係だけで金貨貰えたし、まぁそのおかげでお金は全部返せたんだけど・・・』


そう、私がルインに餌やり係を任命し、ニヶ月ほどで金貨を100枚渡したので盗賊にお金を返す事ができたらしい。


ルインがなんでそんなにお金を持っているの?と聞いて来たからカーバンクルを呼んだ。


『カルちゃん。今日はどれくらい宝石を拾ってきたの?』

『クリュ!』


口に含んでいた宝石を床に出すと、ルビーやサファイヤが今日もありました。


『これで金貨十枚くらいかな?』

『金貨十枚分!?』

『この子、宝石を拾うのが好きで毎日これくらい拾ってくるの。だからいつもモンスター達には高級なモンスターフードもあげれるし、ルインに金貨を渡せれたの。それにギルドでもお金を稼いでいるからいっぱいあるわ』


『なるほど・・・だから私を雇うってよりは餌やり係のお礼に金貨を渡す感覚なのも納得がいく』


そう、私は雇うってよりはお礼に金貨を渡してる感じなので、ルインともこんなにもフレンドリーなのだ。その方がいいっしょ? お互い上下関係よりはこっちの方が私も話しやすいし楽しいし。

とにかく楽しいスローライフができたらいいの。


そんな事を思っていると、呼び鈴がなった。


『もしかしてメイドさん候補が来てくれたかな!?』


私は急いで家のドアを開けると、目の前には真っ白な髪の綺麗な女性がいました。


お嬢様感があるのでメイドさん候補ではないのかな?と思うと、女性が恥ずかしそうに口を開いた。


『あ、あの・・・メイドさんを募集しているのはここであっていたでしょうか?』


メイドさん来たああーー!!


叫びたい気持ちを我慢して家に上がらせて、軽い面接をしました。


『お茶をどーぞ』

『ありがとうございます』

『お名前は?』

『メリッサです』

『なんでメイドさんになりたいと思ったの?』

『私、メイドの服が可愛くて着てみたいんです!! でも、メイド喫茶で働くのは恥ずかしいし・・・ここなら募集してる方も女性なので優しそうだし、あんまり人目に付かないかなと思って来ました』

『よーし! 採用!!』

『ありがとうございます!!』


ルインから『面接テキトーすぎない?』とツッコミをされたけど、初めから採用する気なのでオッケーです。


早速メリッサにメイドを仕事をやって貰おうと思い、用意をしていたメイド服をタンスから取り出し、私の部屋で着替えて貰いました。


部屋からメイド服を着たメリッサが現れると、可愛すぎて抱きしめたくなりました。

ロングスカートのメイド服を買って正解だね。


『よし、それでは早速リビングの清掃をしてくれるかしら?』


『分かりました。ご主人様!!』


ご主人様はなんか気恥ずかしかったので却下しました。悪くはないんだけどね!


これでメイドさんも雇えたし、私の理想のスローライフができそう?

3話目も来週の日曜日か月曜日に投稿したいと思います♬

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