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005にゃ! 駄々早々 ストレスマッハ

寝る・食べる・読む・書くのいずれかをしています。


2017/11/06 誤字修正



─→総司令本部



初戦闘から5日が過ぎた。侵入者は相変わらず弱くてダマもジェットもゴブリンも型にはまったような動作で処理をしていた。



リザルト


所有DP  800

消費DP   0

獲得DP  1000(侵入者10人分)

残りDP  1800



ゴブリン達はただ立っているだけ、ダマは寝ていて時折ジェットの言葉に返事するだけ。ジェットは1人退屈な時間が多かった。



「みんな会話がないんだもんな〜」



気を紛らわせるものはメニュー画面の閲覧だが、現状のDPでは無駄遣いも出来ず眺めるだけ。



「書物とか無いのかな〜気晴らしになる物が〜……おっ?」



そこに写っていたのは



娯楽No.005

娯楽名:週刊【聖騎士戦隊 ナイトマン】

説明:ゼウゴスティーニ作のあの名作が蘇る!ダンジョンでの退屈な時間もこれで解決!初回に限り無料配布!



「無料……(ゴクッ)」



画面を抱えながらフラフラとダマの所に歩き



「ダーマーさーまー、これいいですか?」

「ニャッ」ブブー!


即却下されるも


「みんなとお話出来ないからつまんなーい!無料ですからー」

「ニャ」ブブー!



また却下された途端



「うわーんっ!意地悪だー!」



と泣き出すのだが、お前は成人だろ?終いには



「買ってー!買ってー!買わないともう何もしないー!」



その場に寝そべり手足をバタバタして抗議している、子供か?流石にダマもビックリした、と言うか呆れ果てたのか



「ニャー……」ピンッポンッ!



手のかかると言った感じで承認した。ジェットと言えば



「グスッ、ウゥっ……ん?え?あれ?」



上から落ちてきた物を見て、目的のものが手に入ったことがわかると笑顔で立ち上がり



「ダマ様ありがとー!やったー!」



とダマに抱き着く始末。この時ダマは「コイツ面倒だから無料の物は承認しとこ」と心に決めた。



そんな事は知る事もなくジェットはメニュー画面にを出して送られてきた箱の何かを画面に突っ込むと暫くして



『聖騎士戦隊!ナイトマン!(ジャガジャーン♪)』



と、何か始まったのを子供のようなキラキラした目で見入っていた。



が、その翌日の事




─→ダンジョン・入り口



3人の戦士っぽい格好した冒険者達。



「雷雨かあ。」

「止みそうにないなぁ」

「ここで止むのを待つか」



片手剣と盾を持つドーン、両手剣のグラッシュ、片手剣二刀流のフェイパーであった。彼らにとってそこにあるダンジョンはただの雨宿り場所にしか思っていなかった。




─→総司令本部



ダマ、ジェット両名の頭にまた不快感を感じた!が、いつもよりもより不快感を感じていた。



「ダマ様!侵入者で……本職の戦士が……3人!」

「ニャッ!」



ジェットは真っ青な顔だがダマも普段と違い、目を見開きジェットが表示したカメラ画面と敵ステータス画面を見ている。



敵:ドーン

種族:ヒューマン

職業:ファイター

特徴:前方の敵の敵意を自分に向けるスキル【罵倒市】 を使い、盾で攻撃を受ける。



敵:フェイパー

種族:ヒューマン

職業:ファイター

特徴:素早い身のこなしと二刀流のスキル【刻み筋肉】の合わせ技で相手を切り刻む。



敵:グラッシュ

種族:ヒューマン

職業:ファイター

特徴:両手剣を扱うことが出来る力とスキル【切りが見ねぇ】で敵を粉砕する。



「諸君!!今度は本職の戦士が……3人だ!油断するなよ!絶対に油断するなよ!……ぜっ」

「ニャー!」



お約束をダマに中断されるがゴブリン達はいつも通り右手を上げた。



読んで頂き有難うございます。


不定期更新かつ不意打ち投稿です。

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