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阿修羅様と光君  作者: 舞夢
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マスコミの報道状況

しばらくして、校長と刑事、由香利と由紀はそれぞれ帰った。

光の家の中には、光、春奈、華奈、ソフィーだけとなった。


「ところでさ、ソフィーは久しぶりだね」

春奈としても、いつまでも華奈とのバトルにつきあっているわけにはいかない。

ソフィーに声をかけた。


「うん、突然、事件の中で登場するのも、ちょっと無粋だったけれど、まあ、しかたがない」

「春奈さんとは、三年ぶりかな、華奈ちゃんとも同じか・・・光君だけ、お母さんのお葬式以来だね」

ソフィーは、またピアノの上の菜穂子の写真を見ている。


「びっくりしたけれど、公安の仕事をしているの?」

華奈もソフィーの顔がなつかしいようだ。

うれしそうな顔になっている。


「うん、去年、大学卒業してからね」

ソフィーも春奈と華奈を見ながら、うれしそうな顔になっている。


「その就職と同時に観音様の巫女に?」

光が尋ねた。

光の目が、また輝き出した。

その光の目の光を見て、春奈と華奈は、姿勢を正した。


「うん、もう、春奈さんも華奈ちゃんも、わかっているから言っちゃうけどね」

「観音様は、自ら動くこともあるけれど、光君と阿修羅の関係と同じ、乗り移りもする」

「私が就職する前は、母のニケ、今は私に力を与えているの」

ソフィーは普通の人が聞いたら、呆れる、あるいは全く信じられないようなことを簡単に口にする。


「そういう、観音様の力を与えられた人は、今他にもいるの?」

春奈は、聞きたくなった。

確か、阿修羅が乗り移れるのは、今は目の前にいる光だけと聞いた。

そうなると、観音様はどうなのか、興味がある。


「うーん・・・そこは、言えないの、まあ、春奈さんとか華奈ちゃんは巫女だから見えちゃったらしょうがないけど・・・」

ソフィーは少し口をにごした。


「まあ、いいか、光さんにならうことにする」

ずっと聞いていた華奈が、突然変なことを言い出した。


「僕にならうって?」

光はキョトンとした顔になった。



「あ・・・わかった・・・」

春奈は、苦笑いをする。

「うん、私もわかった」

ソフィーは楽しそうな顔になった。


「それじゃ、意味わからないって、みんな・・・」

久々に光の、ウロタエ顔である。


「だから、光さんの口癖さ、面倒なこととか、やましいことがあるときにさ」華奈

「心に、やましいことない?」春奈

「うん、探っちゃおうかな」ソフィー

「そうだ、やましいことは、あちこち、ありそうだ」華奈

「何しろ、ナマケモノだったしね」春奈

「成長っていったって、ほんの少しかな、光君としては」ソフィー


光は、結局、意味がわからなかった。

そして、いつもの言葉を口にした。


「まあ、いいや、わからないから気にしない」

光の言葉で、春奈、華奈、ソフィーが笑っている。

しかし、光には、その笑いの意味がわからない。


ソフィーと華奈も、家に帰った。

ソフィーは、もう少し報告書の提出があるということと、華奈は母親の美紀から「帰れコール」があったため。

ただ、華奈も「万が一の警戒」のため、ソフィーが送って帰った。


ようやく光の家は、光と春奈の二人だけとなった。


「テレビをつけてみようか」春奈

「うん、ネットでも検索してみる」光


確かにテレビをつけると、A新聞社系列のテレビ局は、問題の記者が取材した通りの報道、その後に映る動画はソフィーが送付した動画になっている。

また、他局の報道は、動画は同じながら、A新聞社系列のテレビ局とは全く異なる内容であり、コメンテーターたちが、一斉に井出警察官とA新聞社の非道ぶりに抗議をしている。

ネット検索でも、まったく傾向は同じ。

A新聞社系列のサイト以外は、井出警察官とA新聞社の非道ぶりを、大見出しで伝えている。


「これは、また、騒動になるかな」

春奈がつぶやくと、テレビの画面に、警察署とA新聞社の前で、抗議を行う群衆とも言える人々が映し出された。


「うん、やるんだったら徹底的に抗議したほうがいいな」

光は、画面をじっと見ている。

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