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阿修羅様と光君  作者: 舞夢
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打ち上げパーティーで婚約発表?ところが・・・

コンサートの後は、大聖堂の別館で出演者や教会関係者、巫女たちでの打ち上げを兼ねたクリスマスパーティーとなった。

トリュフのオムレツやラタトゥイユ、子羊のステーキ、七面鳥料理他、様々豪勢なクリスマス料理が所せましと並べられている。

ただ、その中に何故か、おでんもある。


「だって、光君おでんって言ったでしょ」ルシェール

「そうだね、この大根好き、出汁がいいのかな」光

「うん、この出汁はルシェール特製」ルシェール

「へえ・・・さすが・・・」光

ルシェールと光は、本当に仲良く、おでんを食べている。


しかし、どうにも、光とルシェールの仲良さが気に入らない、春奈が割って入る。

「こんにゃくはあるの?」春奈

「ああ、ありますよ、味噌もあります」ルシェール

「光さんには、リフレッシュのため、超辛目の味噌がいいな」

いつのまにか、華奈が取り皿に目一杯おでんを乗せて光の隣に立つ。

「ああ、でもこのおでんの味って、菜穂子叔母さんの味、覚えがある」

楓も寄って来た。


楓の皿にはウィンナーとか牛筋、玉子などたんぱく質系が多い。

「うん、糖質オフダイエットさ」楓

「脂だらけかも」春奈

「でも、美味しいや」光

「うん、これは光さんのお母さんのレシピで作ったの」ルシェール

「うん、関西のおでんだね、関東の味とは違う」

由紀も、おでんの輪に加わっている。


「ふう、みんな仲良く食べているね」

圭子は嬉しそうに、盛り上がっているパーティーの様子を見ている。

「そうですね、みんな、大変な思いをして頑張っていただいて」

ピエール神父も頭を下げる。

「しかし、まさか、マリア様とか菜穂子さんまで、あんなにはっきりと見えるなんて」

美紀は、まだ興奮している。

「はい、そうですね、それこそ、思し召しということで、素直に喜びましょう」

マルコ神父もうれしそうな顔を見せた。

「しかし、よく光君の身体が持ちましたね、それがすごく心配で」

美紀は、本音を言った。


「うん、それは、みんなで努力して光君の心を開かせようとね」圭子

「まだ、完全ではないけれど、夏前よりは成長したかな」美紀

「そうだね、あの笑顔が戻ってきている」美智子

「それがなかったら、今頃光君は、この世の人ではなく」ピエール神父

「光君だけでなく、ここにいる全員、いやもっと・・・多くの人が悲惨な目に」マルコ神父


「それで、今後は・・・」圭子

「うん、桜の時期かな、もっとすごい闘い」

ニケの顔が厳しい。


「・・・その時は・・・」美紀

「総力戦です、全員が戦闘態勢に入らねば」校長

「となると・・・八部衆もか・・・」美紀

「いや、阿弥陀様も」好子

「そんなに凄い?」美紀

「はい、私たちも怖くて仕方がありません」

ナタリーも真剣な顔になった。


さて、辛いおでんを、強引に食べさせられ口を押えている光に、小沢から声がかかった。

「本当によく頑張った、たいしたものだ」

小沢はうれしそうな顔である。


「いえ、先生にいろいろ、指摘をしていただいて、本当に光栄です」

光としても世界の大指揮者小沢には敬意を払う。


「うん、光君、指揮がダイナミックになってきた、音楽のスケールも大きくなった」

晃子も、ピタリと光の横に立つ。


「早めにプロもいいのかもしれない」

小沢の口から、驚くようなことも飛び出した。


「そうですね、実戦に強いタイプだから、そのほうがいいかなあ」

そういいながら祥子は光から晃子を引きはがしている。


「ねえ、そろそろ・・・」

ルシェールが光の腕をひいた。


「え?」

光は、ルシェールの顔を見た。


「ねえ、発表しましょうよ・・・」

ルシェールの顔が真っ赤になっている。

「え?ルシェールとの婚約のこと?」

光は、あまりにも簡単かつ不用意に、ルシェールに聞いてしまう。

「もう、直接的過ぎ!恥ずかしいじゃない!」

ルシェールの顔がますます赤くなった。

身体も震えている。

「うん、いいかなあ」

光が言いかけた時であった。


まず、春奈が、光の腕をひいた。

「却下です、高校二年生で婚約は認めません、教師として」


由紀も光の腕をひく。

「まず、寒川様にお話を聞きに行きましょう、それからです」


華奈は、もっと直接的である。

そのままダッシュ、華奈に抱き付いてしまう。

「だめです、光さんのお嫁さんは、華奈以外にはつとまりません」

強引に光の胸に顔を埋め、泣き出している。


「やれやれ・・・」圭子

「まるで全員、子供」美智子

「引きはがしましょう、みっともない」美紀

結局、華奈は、厳しくたしなめられ、引きはがされてしまった。


さて、ようやく平穏な状況に戻ると思われたが、異変が発生した。


由香利が光の腕を取り、踊りに誘い出してしまった。

そして、その光景を全員が、あ然として見ている。

誰も全く止めることが出来ないのである。


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