ミヤコさん
●ルービックキューブ●
全面そろえたことない
こんな難しいゲーム初めてだ
難しすぎて地面に叩きつけた
地面といってもカーペットだ
カーペットは柔らかく、ふわふわだから、だいぶ衝撃を和らげてくれる……
ルービックキューブは粉々になった。
すげー音がした。たしかゴガァアアンとかいう音だ。
耳が破裂するんやないか! て位の音ではなかったハズだ
それでも音はうるさかった
しかし益は多かった
ルービックキューブが全面揃っていたのだ、え、まさか、
私は胸ポッケからルービックキューブを二個くらい出した
しかし二個も入れていると乳首も慣れから感度が鈍くなってしまったなぁ、ととりあえず二つの全面揃っていないルービックキューブを地面もといカーペットに叩きつけてみた。
きょぴりぉおおおん! という凄い音が鳴った。のちルービックキューブが二つとも全面揃ってしまっていたゥワーオ。
●ピチピチ●
山下にだいぶ前に告白されたミヤコさんはもお、そんな表現から縁遠き人(というか人魚)だった。
いや、相変わらず顔とか胸とかは悩ましいレベルをキープしていたが、問題となるのは下半身である。
だいぶ前に腐り果てて骨だけになってしまった。
こうなってしまっているときは一体、どんなリアクション及び表現をすればいいのかと悩んでしまうのが私こと山下である。そして思いついたのがボキボキだ。センスない。
こうなってしまってはウロコを掻き分けて、息子いや肉棒を挿入することすらできやしない。私の美味しい肉棒を是非とも食べてほしいものである。それについて真剣に悩んでいたのにミヤコさんときたら。
「いいから、私を食べて……」
食べてしまうほかの選択肢を破棄してきたのだ。
魚め。