忘れ物
●忘れ物●
忘れモンは忘れて
思い出してから生まれるんだ
それは偶然の産物なんだ
三個の努々交わってくんだ
何度思い出していたか分からない
しょせん、その程度の夢だったのかも解らない
あざといくらいの輝きを
うざったいくらいのトークを
まだまだ今より子供のときの努々を捨ててまで
ガマンして手にいれたのがソレなの?
キラキラなラメで身を飾り
キラキラな匂いで身を飾り
キラキラなスイーツをキラキラと突いては煌めきを求めて生きてるの
キラキラキラキラキラキラ、キラ
ケータイ電話で思いも繋ごう
思いも描こうよ
そんな軽くて重い思いを思い描いている
キラキラな思いを掻いている
あざといくらいの輝きを
うざったいくらいのトークを
まだまだ今より子供のときの努々を捨ててまで
ガマンして手にいれたのがソレなの?
「今は恋の季節なの」
子供の努々は子供の夢よ
●射撃屋●
射撃屋に行きました。
「好きなものを射撃ってくれヨ!」
射撃屋のオヤジにこにこ。
ばきゅーん
隣のジョバンニの膀胱に当たった。
『うわーお! うわーお!』
腕をバサバサ羽ばたきながら
叫ぶジョバンニ。
膀胱からオシッコが
ピューピュー漏れている。
「うわっ! うわっ!」
高校生にかかった。やべえ!
『あ、す、すんませ、ほんとごめんなさい!』
お、なんかジョバンニが謝ってる。
「いや、きみはいいよ」
おお。高校生やさしい。
「てめぇええええええええええ!」
ああああああああああ
なんで? なんで矛先が俺に!