日本語かわいー
●日本語かわいー●
ぷりぷーりプリッツ!
ダッシュおんパネル!
ダッシュダッシュダッシュ!
げしっ。蹴
ああっ
プリッツ仙人!
「ぷーりぷりぷりぷり。
ぷーりぷりぷりぷり」
おのれよくも!
ばあちゃんをよくも!
パネルをめくれ! パネルだパネル!
そこにヒントが隠れている!
なぜ隠れているかだって!?
裏側に書かれているからさ!
説明仙人、
指をグッと立ててアベッ!
歯をきらん☆
パネルを、見る! おれ!!
はっ! これは!
うんこーーーーーーーーーー!
うんこーーーーーーーーーー!
うんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうん
☆★☆★☆★☆★☆★
「いや、もういいだろコレ」
「えー、だってえ」
娘が絵本を読んで、と言うものだから、「たまには……」と気まぐれで受け合ったが、しょうじきなにが面白いのかまったく分からず、いやけがさしていた。
「こんな、うんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこ連呼する絵本になんの意味があるっていうんだ。それに私もさすがにこう、何度もうんこうんこうんこうんこうんこうんこ言いたくないんだよ。私の気持ち、分かってやれよ」
すると娘はぷんぷん怒った。
「いいじゃんいいじゃん! うんこ可愛いじゃん!」
「か、可愛い?」
なに言っているんだ、娘よ。
「可愛いよ! なんか、やわら可愛いって感じだよ! もういいよ! 自分で読むよ! うんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこ……」
私は涙が止まらなかった。
娘の「うんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこ」は確かに可愛いかったのだ。