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ラーメン師匠

●ラーメン師匠●


「めーん! めーん!」と麺を叩いた

麺に愛の力を叩きつける。

さあ、愛を! 受けとれっ、受けとれっ!

すると麺はそれに答えてか、

それかただ痛かっただけかで、

麺がとても赤くなってしまった。

うーむ、なんとも辛そうな麺なんだ。

スープに入れてみた。

白く濁った豚骨スープに、である。

入れてみてスープが赤くなったりしたら、

面白いな……。



『ぼとんっ』


じょわぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ。


スープ蒸発。


スープさえも昇天させるとは……。


これは覚悟して食べなきゃなるまい……、


俺の愛を!



『ちゅるんっ』



じょわぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ。



麺を喰わせた、犬のジョニーは骨になった。


散り際に「熱いんだワン! あ、でも快感だワン!」と言っていた。


うーむ、なるほど。この麺は危険だな。




という訳で、


皿の中から麺を箸で取り出して、


外に投げ捨てた。



辺り一面渇ききり、この世界の大半が砂漠になった。



ドラッグのような、溶けて混ざる快感。


喉元まで、熱く。


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