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ファルコンの翼

●ファルコン●


ファルコンの背中に乗っている

死に物狂いで乗っている

なびくバーコードを必死になって掴みながら

この先に私が求める……

大空を支配するための翼があると思うならば動ける

永遠に近い時間を


ファルコンのおっちゃんに逢うのは久しぶりだ

おっちゃんも照れているのを隠すためか

先ほどから一度もしゃべっていない


とゆうかもおそろそろ

私の自由旅日記を終わらせなければならない


なぜなら私は時間があればサボるからだ

遊ぶのとサボるのは天と地ほどの差があるからだ


私達は豪雨に巻き込まれてしまった

しかし豪雨の中でさえファルコンは

バタバタバタバタと翼を羽ばたかせる

この翼が羽ばたきをやめることはいつか

いつかあるのだろうか

バーコードを掴みながら思った


バーコード頭

ひしゃげた声

けして格好良くも悪くもない冴えないなんとも中途半端なおっちゃんであり

なんともノーマルなおっちゃんなのだが

ただ一つ普通のノーマルおっちゃんと違う点は

一枚一枚キレイな純白のキレイな羽根が

植え付けられた翼を持っているということだろう

小汚さは感じない

キレイだなぁむしり

むしりむしりむしりむしり

「何をする!」

ファルコンが今日初めて話し掛けてきた

私は羽根をむしっていた

だってキレイなんだもん

「うわあ! もお落ちるだろうがヤメロ!」

だってキレイなんだもん

俺は翼ごとむしった

二枚もだ

だってキレイなんだもん

ファルコンは墜ちていった

真のおっちゃんとなったのだ

私は落ちなかった

おっちゃんの背中に在った翼が今

俺の背中で羽ばたいているからだ


それはけして

キレイな純白ではないが


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