痛み飛ばし
●痛み●
いたたたたたたたたたたたたたたたた
あーたたたたたたたたたたたたたたた
ほあーたたたたたたたたたたたたたた
ほんぎょろろろろろろろろろろろろろ
ああ、まじ痛い
ならば痛みを飛ばしましょう
突け! 突け! 突け! 指で突け!
肩、肩、腕、肩、頭、頭、腹!
ドスッ! ドスッ! ドスッ! ドスッ! ドスッ! ドスッ! ドスッ!
きくっ! キクゥッ! キクッ! きくぅっ!
君 ぴゅーん→→→→→→→→→→→→痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛
痛みが抜けた!
やった……痛みが抜けた!
「それだけではない!」
え、どういうことですか師匠!
「今なら、ありとあらゆる痛みに耐えられるのだしかし制限時間過ぎちゃったら一瞬にして全ダメージが全身に跳ね返ってくるぞ!」
え、そういうことですか師匠!
「そういうことだよ弟子!」
ならば、ならば、せっかくだし死なない程度の、生活にも支障が起きないくらいのムリをしよう!
修行じゃあ!
ケータイを口から吐き出した
「おんぎょぺぇえええええ!」
そしてケータイをカチカチカチカチ押し始めた
なるほど顔の師匠
自分も痛みを飛ばして
ケータイを口から吐き出した
「おんぎょぺぇえええええ!」
そしてケータイをカチカチカチカチ押し始めた
光る、師匠と弟子の眼差し
響き続ける二人のカチカチ
カチカチカチカチカチカチカチカチカチ
カチカチカチカチカチカチカチカチカチ
カチカチカチカチカチカチカチカチカチ
カチカチカチカチカチカチカチカチカチ