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坊や

●坊や●


坊や、坊や


さあ、とろけなさい


坊や、坊や


さあ、とろけなさい


来た道はどの道?


きっと道しるべは落ちている


あなたの口から垂れてくるのは


透明かしら?


赤いかしら?


白いかしら?


それらを垂らしてきたのかしら


きっとそれも一つの道しるべ


汚くないの


自分で作ったものなのか


誰かが作ったものなのか


そんなこと知らなくていいの


知ってくれる必要もないの


もやもやしてるでしょ?


口の中から勝手に出てくるのでしょ


坊や、坊や


おっぱいは好きかしら?


好きでしょう?


あなたの口は乳臭いもの


私のおっぱいはどうかしら


吸ってもいいわ、軽くなら


でも転がしてもいいわ、舌を尖らせて


ぐるぐるぐるぐる転がしてもいいわ


赤いのはきっと


坊やの中身が傷ついているの


穴か何かが空いてるの


きっときっとそうなのよ


白いのは満ちてるの


愛に満ちてるの


自分に対する愛が、満ちてるの


だから絶え間なくではなく出てくるの


ビクビクと少しずつ出てくるの


私にはきっと出てこないもの


私に出せるのは別の白


種類の違う白いもの


うまく慰めないと、出ないもの


坊やのことを考えて出るかしら


坊やはどうやって白いのを出せるの?


だらだらだらだらだらだらと


だらだらだらだら垂れ流す


だらだらだらだらだらだらだらだら


感情を言葉に乗せられるのかしら


気持ちが砕けて


あたしはだんだん眠くなるの


子守歌を歌うように


白くて透明なあなたのように


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