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飴、ガム。

●飴●


あ〜もう口の中で飴がコロコロと転がるよ〜。

も〜さっさと消化したいというのに。

授業がさっさと始まっちゃうよ。も〜。

さっさと消化したいから、

噛み砕いてやる!

「ガッガッ! クリクリクリクリ。ゴーリゴーリゴーリゴーリ。カッカッカッカッカッカッカッカッカッ。カリリ。クチッ!」

はう! 舌噛んだ、ふごお!

なお〜。なお〜。染みる染みる染みる〜。

ふひひふひひふひひ。妙な笑いがこぼれる。死にそう。


授業が始まる。

先生が何ページ目かを開けという。

先生の右頬が大きく膨れている。

せ、先生まさか。

そう。先生はガムを噛んでいた。

しかも、ふーせんガムだ。

それを内側に膨らませているのだ。

右頬の色が膨らみすぎて白くなっている。

先生はもともとが美白なうえに、

とってもセクシーだから、

その白さは尋常ではない。

白画用紙に白ペンキを溶かした牛乳をぶっかけるくらい尋常じゃない白さだ。

ふう! ハンパねい。

ボクの舌の染み方もこれまたハンパねい。

その様子を横で見ていた木下クンが、大丈夫か? と声を掛けてきた。

「心配しないで。ボクは大丈夫だから」

というと木下クンはスゴく興奮していた。

彼はボクっ子大好き少年なんだ。

だから何度もボクの身を案じる。

その度にボクは

「心配しないで。ボクは大丈夫だから」という。

興奮する木下クン。

とうとう戦闘体勢に入る木下クン。

飛び上がり、ボクの胸を掴もうとする木下クン。

でも掴めない。ボクは貧乳だからだ。

ボクは舌が痛い上に胸も痛くなった。

キミがそんな人だと思わなかったから。


先生がこっちを見て言った。

「ボクの授業を聞いてよ!」

先生もまた、ボクっ子だった。

先生の首根っこを掴む木下クン。

衝撃で割れる、内側のふーせんガム。

木下クンの両手にボクっ子。

先生の髪の毛は揺れた。


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