217/300
積み木
●積み木●
積み木の一つ一つ
よく分からないパーツ
積むだけだからルールは無い
何を積んでもいいわけだ
ワザと難しい形に見えるのを置いていく
積み木の一番上が尖って厄介になってきた
これがくると結構キツいことになる
だいたい何を乗せても滑って転んでしまう
だから私はこのトゲをヤスリで削ることにした
ゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシ
ゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシ
神ヤスリはいつまでたっても削り方が尋常じゃない
神ヤスリはいつまでたってもゴシゴシいう
さすがは神ヤスリ
積み木のカドがスッテンコロン
私も完全に滑っている
つるん☆ スッテ〜ンどっし〜ん☆
まあ、そうゆうことは気にしない
とりあえずこれで大分ラクになった
いやなってない
滑ったあああああああ
積み木がツルッツルで滑ったあああああああ
滑り過ぎて積み木を乗せようとした指が乱回転し始めた
キュィイイイイイイイイイイイイン
キュィイイイイイイイイイイイイン
メカ沢くん！ メカ沢くん！
なんか叫びたくなる
キュィイイイイイイイイイイイインが
歯医者さんが持っているアレの音に凄く似ていたからだ
アレを聞くと恐ろしくて
ぎぃあああああああああああああああ
と叫びたくなる
乱回転している指で滑った積み木を掴もうとしたら指がはじいた
積み木が空中に舞い上がった
積み木が空中で踊り始めた
ランランララランランラン
ランランララランランラン
ランランララランランラン
ランランララランランラン
俺は愉快になったので
みんなを呼んでバーベキューをした
あむあむあむあむ積み木旨い
んまいなあも〜
