表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
137/300

イエロー

四編

●タイムオープン●


駅のホームの端の方に

飲みかけのコーヒー缶置いて

肩を回して叫んでいった


良く出来たくっせえタバコの匂いが重なって

肩の周りだけをウロチョロ回っているね

気まぐれなクソバエ

ブーンとうるさい


ダチは掃けたよ

片隅の汚れ空に乾杯



●タイム・ザ・イエロー●


「黄色は忠告の色

今は前に出るんじゃない

これ以上はぶん殴んな

ファールファールファールファール」


小声の忠告ありがとう

イエローは好きな色なんだよ

透明なグラスに注いでおいた

C.C.Lemonが飲みたいね


うどんのコシを良くするように

何度も踏んで踏んで踏んで

ギロチンにかけられた鉛首


刃が少しズレたら

ポロリと落ちる軟弱者よ


今はそれではダメなんだね

こぼれそうになった

バケツの中の水よ


乾くまで待つか

ガムシャラに掻き乱すか

緋色に染まる

この身の上に垂らし続けるか


暮れていくんだ

小さな身の破片を片方の手のひらに


どうせ何にもならないムダな液ならば

せめて誰かどっかの奴にぶちまけろ


ノンストップで駆け抜けて

イエローカードを赤く染め上げろ


なんかしてさ



●タイムオーバー●


カバさん並みにでっかい欠伸だね

夜更かしはカラダに悪いよね

そんなことは昔から知っているよね

それでもやってるよね

時間無いもんね

あったけどムダ使いしたからね

ちゃんと有効に使いなよ?



●タイムアウト●


髪を切ってた


久しぶりの日


髪は長かった


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ