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一編

●戦●


ああああああああああああああああああ


ある者は槍を高らかに突き上げ、


ああああああああああああああああああ


ある者は無双の剣を振りかざし、


ああああああああああああああああああ


ある者は鋭き眼光下に弓を構え、


ああああああああああああああああああ


ある者は戦乱の斧で暴れ倒した。


ああああああああああああああああああ


ああああああああああああああああああ


ああああああああああああああああああ


あああああああああああああああ


あああああああああ


ああああああ


あああ……………


はるか遠くに、

その身をズシリと椅子の上に構えた男。


狂気、戦気、奮気、怒気、冷気、熱気。


数多くの気を練り上げた、戦場。


その男には、

その気の集大の醜態の怨声が、

鼓膜を破く程に聞こえていた。


ああああああああああああああああああ

ああああああああああああああああああ

ああああああああああああああああああ

ああああああああああああああああああ

ああああああああああああああああああ


影となって戦に向かわず

岩の隣で喉仏が揺れる

私はあそこを知っていて

それに当たらぬ場所を求めた

そして逃げてきた

しかし近くに大将あり

あわよくば


ああああああああああああああああああ


近くに居るものが出す殺気。

揺れる影の愚かなことよ


ああああああああああああああああああ


欲の狭間に身を投じた男が

考えも無く動くなら

首を払って終えようか


ああああああああああああああああああ


戦場で逃げた者を

許す訳にはいくまいよ

壊れるならば余所に行け

構える時間すらも恐ろしい


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