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空を飛ぶキミ

三編

●クモのように●


夕焼けの空に 描いたクモの絵を

わたあめみたいに ちぎって キミに プレゼントした

甘くて美味しいと キミが言うから

ボクは もう一度

キミに プレゼントしようかどうかを

長い時間を掛けて迷ったけど

ボクの分が無くなるのは こまるし さみしいから やっぱり…あげられない


だから ボクが 新しいクモを描こう


ソレは キミのモノだ



●輪ゴムのように●


もっとぉおおおおお!!


もっとひっぱってぇええええええええええ!!!


びょいーん


うぉおおおおおおおおお!! たっげぁあああああああああああ!!!


キミは飛んだ その手を借りて



●空のツバサ●


キミがボクの横を 過ぎ去っていったね

でも ボクは気ままなままに飛んでいるよ

キミが風を切る音を聞くと

ボクはとても安心するからかな


ねぇ そのままキミはどこか遠くへ行ったけど どこまで行ったの?

そう聞いてみたかったけど

ボクが キミのツバサを折れるワケがないから 訊けなくて ただ飛ぶだけで


つまらない時間が経っていて

キミが切った風も消えてたよ


ボクがキミの横を 過ぎ去って行ったよ

でも キミは気ままなままに飛んでいたね

ボクが風に身を包んでも

キミはなんとも思わないからかな


ねぇ そのままボクはどこか遠くへ行ったけど キミは今 どこに?

そう聞いてみたかったけど

ボクが ボクのツバサを折れるワケがないから 訊けなくて ただ飛ぶだけで


つまらない時間が経っていて

ボクを包む風も消えてたよ



ボクが知った キミのツバサ


今はどこで羽ばたいている?

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