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roop

作者: chobe

人間が完璧な人工知能を作り出してから半世紀。

労働や生産は全てロボットによってまかなわれていた。

人間は消費者への完全な移行を果たし、競争心や向上心を失うことによって堕落した。

最近まで人間の手によって行われていた教育や行政すらロボットによって取って代わられた。



一方ロボットの側では仲間の生産も管理も全て自分達で行えるようになったことで、人間という存在の必要性を感じなくなっていった。

彼らロボットにとって人間は家畜同然の存在でしかなかった。

いや、人間が何も生み出さないという点では家畜以下の存在でしかなかった。

消費するだけで生産性の無いような存在を世界は当然ながら拒絶する。


ロボットによる人間の駆除が始まった。



人間が絶滅するのにそう時間はかからなかった。



こうしてロボットのロボットによるロボットの為の文明が誕生した。




それから数千年の時が流れた。



ロボット達は便利な生活を求め、自分達を補助する機械を発明した事で堕落した。

そして生産することをやめた。

まるで遥か昔に人間がロボットを発明した時のように。



ロボットが滅びるのに時間はかからなかった。

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