第九章 登場人物
●蒼い月
○レック (張田恭平)
黒目黒髪の剣士の少年。主人公。
武器はロングソード一振り。左手の小手で相手の攻撃を流しながら、右手の剣で一撃いれるスタイルを得意とする。そのため、防具は比較的軽装である。
極めて大きな魔力を持つが、制御はいまいち。属性は風。使える魔術は治癒魔術、身体強化。
リリーのことがずっと気になっている。
現実世界では学生をやっている。
8章の最後、ワイバーンとの戦闘で高い崖から落ちていった後、レイゲンフォルテに拾われた。
○グランス
ぼさぼさのくすんだ赤い髪の蒼い月のマスター。
騎士プレイ志望だが雰囲気は厳つい山賊風といった感じの大柄な体躯を誇る。
でっかい戦斧を振り回し、防具もそれなりに重装備。ただし、腕や足は要所にしか防具を着けていない。
身体強化を覚えたが、魔法能力は全般的にかなり低い。
両親と弟がいる。が、全く出てこない。
現実世界では社会人らしい。
ミネアとひっついた。
○クライスト (早川優司)
神官っぽい白いローブをまとった長身の金髪ハンサム。(ただし、美形が大多数を占めるこの世界では珍しくもない)
銃使いだが、殴るケルの徒手空拳での戦闘も少しはこなす。
防具は手甲以外は着けていない軽装型。
現実世界では彼女がいるらしい。
使える魔術は治癒魔術、身体強化。
現実世界では社会人らしい。
○マージン
青系の服と防具で身を固めた青年。えせ関西弁の使い手。実はアメリカ人らしい。
焦げ茶色の髪と黒い瞳というアバターの配色は地味なのに、服装の色が残念なことになっている。
背中に巨大なツーハンドソードを背負っている。
防具は手甲とレザージャケットのみ (勿論青い)。
現実ではイデア社の下請け会社で働いていたらしい。あと、ドンパチの経験がある気配。
魔力は魔法使いとしては並程度。属性は雷。
使える魔術は治癒魔術、身体強化、眠りの魔術、火球の魔術。ただし、攻撃魔術の威力は低い模様。
現実世界ではイデア社の下請けをしている会社で働く社会人らしい。
○ディアナ
銀髪と濃紺の瞳の性格がちょっときつそうな美人。魔女っぽい口調で話す。
紫の服装が好んできていたが、最近はえり好みしていないらしい。
かなり大きな魔力を持つ。属性は火。
使える魔術は身体強化、眠りの魔術、火球の魔術。
現実では刑事をやっていた。凶悪犯を撃ち殺したこともあり、人殺しへの耐性を持っていた。
○リリー
軽装の小柄な少女。神官志望。
鍵開けが得意で、周りからは盗賊だろうと言われている。好奇心旺盛で、時々トラブルを起こす。
目を引くきれいなかわいい系の金髪碧眼。
武器は短剣とパチンコ。防具に該当するものは指先の出ているレザーグローブとブーツ。ミニスカートが好きだが、実際にはショートパンツを穿いている。
制御はさっぱりだが、かなり大きな魔力を持つ。属性は水。
普通の魔術は全く使えないが、精霊魔術の素質があり、最近ちょっと練習を始めた模様。
マージンのことがちょっと気になるご様子。
雰囲気的に、現実世界ではまだ学生だった模様。
○ミネア
青い髪のふんわり系少女。言葉遣いは丁寧だがどもりがち。
防具に該当するものは革製の手袋とブーツ、チョッキくらい。方向距離感覚ともに優れている。
魔力は魔法使いとしては並程度。属性は氷。
使える魔術は治癒魔術、身体強化、眠りの魔術。
最近、だいぶグランスが気になる模様。
現実世界では社会人らしい。
グランスとひっついた。
●大陸会議
○エルトラータ
フォレスト・ツリーのマスターで大陸会議の議長でもある。
黒髪とアンバランスな金色の瞳の穏やかな男性。
○ピーコ
ウェーブがかかった髪を肩まで伸ばした黒い瞳の女性。
大陸会議の副議長をやっている。
商業系クラン「ふたこぶらくだ」のマスター。しっかり者。苦労人。
エルトラータと良い仲。妊娠してしまったことで、ジ・アナザーを単なるゲームだとは思えなくなってきた。
○ギンジロウ
冒険者ギルドのマスターをやっている銀髪のイケメン(希少価値なし)。
おおむね真面目だが時々快楽主義者。
○レイン
戦闘系クラン「銀竜騎団」のマスター。
大陸会議の副議長を務める。
外見は金髪碧眼の優男だが、万に届こうかというクランメンバーをしっかりまとめ上げている実力者。
大陸会議直属軍の総司令官も務めている。
○ケイ
「ティーパーティー」のマスター。
きれいな黒髪を結い上げた芸者風の女性。言葉もそれっぽい。
○パンカス
戦闘系クラン「アヴァロン」のマスター。
●軍
○ホエール
軍で中将をやっている銀竜騎団のメンバー。レインの右腕。
イケメンが多いジ・アナザーでは珍しい日本人感満載の地味顔。
●同行者など
○ミドリ
淡いエメラルドグリーンの髪を腰まで伸ばした少女。青銅製のショルダーパッドと胸当ての他は、革製の防具と深緑のマントを身につけている冒険者。武器は腰の左右に刺してあるレイピア。
蒼い月と別行動を始めてから、挙動がおかしい。何故か魔術を使えるらしい。
○コスモス
淡いピンクの髪を後ろで短く束ねた少女。革製のチョッキと肘まである金属性の手甲を付けている他は防具は皆無。黒のマントは身につけているが、武器らしきものは持っていない。
蒼い月と別行動を始めてから、挙動がおかしい。何故か魔術を使えるらしい。
●イデア社
○ロイド
霊峰に住んでいた魔術師。
●リヴォルド
○エセス
クールなロリ美少女。というより、感情が乏しい。
外見は腰まで届く銀色のストレートの髪と青い瞳。人見知りはあまりしないが、無口。
ロマリオと一緒に蒼い月を追いかけている。
なにやら、いろいろ魔術を使える模様。
○ロマリオ
正義感あふれる青年。性格か運勢か、兎に角暴力沙汰にもよく巻き込まれるため、めっぽう腕っ節も強い。
空色の髪に緑色の瞳を持つ。
エセスの保護者っぽい立ち位置にいるらしい。
○クレイ
ロマリオのちょっとした友人。ロマリオ達にジ・アナザーを紹介し、その調査を依頼した。
スーツをびしっと着こなせるが、実際にスーツを着るとマフィアっぽくなるらしい。
●レイゲンフォルテ
『魔王降臨』後に人がいなくなったシャックレールという街に住み着いている集団。
○ニキ
オレンジのショートカットの少女。非常に活動的で、服装も軽装、というより大事なところはどんな姿勢でも見えないものの、露出が多い服装を好む。
身長はやや小柄。やや猫っぽい。ボクっ娘。サビエルに懐いているが、それとは別にレックのことを気に入ってちょっかいをかけていた。
レックがシャックレールにいた時の世話係。
○エミリオ
褐色の肌に真っ赤な髪、緑の眼を持つ少年。無論中身は30近い。
丁寧だが、かなり上から目線の口調である。
レックがシャックレールにいた時の鬼教官であり、ニキのお目付役。彼がいなかったらレックの貞操は……
○サビエル
レックを拾ってきた男性。
大柄な体格ではないが、それなりにしっかりした体格の持ち主。勿論、外見はおっさんそのもの。
シャックレールの外を旅していることが多く、戦闘面ではそれなりの実力者。
レックと共にシャックレールを離れた。
○エスター
アルビノのような白髪と赤い目をした男性。勿論、この外見はただのキャラメイク。
温和かつ常に疲れたような表情を浮かべているのは苦労人だからか。
レイゲンフォルテの中では割と上の立場にいるらしい。