第四章 登場人物
●蒼い月
○レック (張田恭平)
黒目黒髪の剣士の少年。主人公。
武器はロングソード一振り。左手の小手で相手の攻撃を流しながら、右手の剣で一撃いれるスタイルを得意とする。そのため、防具は比較的軽装である。
治癒魔術に加え、身体強化を覚えた。
極めて大きな魔力を持つが、制御はいまいち。属性は風。
リリーのことがずっと気になっている。
○グランス
ぼさぼさのくすんだ赤い髪の蒼い月のマスター。
騎士プレイ志望だが雰囲気は厳つい山賊風といった感じの大柄な体躯を誇る。
でっかい戦斧を振り回し、防具もそれなりに重装備。ただし、腕や足は要所にしか防具を着けていない。
両親と弟がいる。が、全く出てこない。
身体強化を覚えたが、魔法能力は全般的にかなり低い。
○クライスト (早川優司)
神官っぽい白いローブをまとった長身の金髪ハンサム。(ただし、美形が大多数を占めるこの世界では珍しくもない)
銃使いだが、殴るケルの徒手空拳での戦闘も少しはこなす。
防具は手甲以外は着けていない軽装型。
現実世界では彼女がいるらしい。
治癒魔術に加え、身体強化を覚えた。
○マージン
青系の服と防具で身を固めた青年。えせ関西弁の使い手。実はアメリカ人らしい。
焦げ茶色の髪と黒い瞳というアバターの配色は地味なのに、服装の色が残念なことになっている。
背中に巨大なツーハンドソードを背負っている。
防具は手甲とレザージャケットのみ (勿論青い)。
現実ではイデア社の下請け会社で働いていたらしい。あと、ドンパチの経験がある気配。
魔力は魔法使いとしては並程度。属性は雷。
治癒魔術に加え、身体強化を覚えた。
○ディアナ
首から下を趣味の悪い紫のマントで覆い隠した魔女っぽい女性。口調もそれっぽくしている。
銀髪と濃紺の瞳の美形アバターだが、服装が全てを駄目にしている。
魔女っぽく杖を持ってはいるが、あまり役に立っていない。
現実では刑事をやっていた。凶悪犯を撃ち殺したこともあり、人殺しへの耐性を持っていた。
かなり大きな魔力を持つ。属性は火。
身体強化を覚えた。
○リリー
軽装の小柄な少女。神官志望。
鍵開けが得意で、周りからは盗賊だろうと言われている。好奇心旺盛で、時々トラブルを起こす。
目を引くきれいな金髪碧眼。
武器は短剣とパチンコ。防具に該当するものは指先の出ているレザーグローブとブーツ。ミニスカートが好きだが、実際にはショートパンツを穿いている。
一人だけ魔術を全く覚えることが出来ないことに劣等感を抱いていたが、精霊使いの素質があることが判明した。
制御はさっぱりだが、かなり大きな魔力を持つ。属性は水。
マージンのことがちょっと気になるご様子。
○ミネア
青い髪の少女。背中の弓と頭の帽子が如何にも狩人っぽい。
防具に該当するものは革製の手袋とブーツ、チョッキくらい。方向距離感覚ともに優れている。
言葉遣いは丁寧だがどもりがち。
魔力は魔法使いとしては並程度。属性は氷。
治癒魔術に加え、身体強化を覚えた。
最近、だいぶグランスが気になる模様。
●その他
○ジョージ
「ふたこぶらくだ」が運営する定期馬車の御者。
●軍
○ホエール
軍で中将をやっている銀竜騎団のメンバー。
イケメンが多いジ・アナザーでは珍しい日本人感満載の地味顔。
○セリア
水色の髪の女性大尉。尤も、外見は少女。
エリカの鬼上司。
○エリカ
ポニーテイルの女性中尉。こちらも外見は少女。
●大陸会議
キングダム大陸のプレイヤー達をとりまとめる巨大組織。１５の有力クランを中心に構成されている。
○レイン
戦闘系クラン「銀竜騎団」のマスター。
大陸会議の副議長を務める。
外見は金髪碧眼の優男だが、万に届こうかというクランメンバーをしっかりまとめ上げている実力者。
●イデア社
ジ・アナザーを開発し、主人公を始めとする１００万以上の人間を仮想現実に閉じ込めた会社。
○ロイド
霊峰に住んでいた魔術師。
