第十二章 登場人物
●蒼い月
○レック (張田恭平)
黒目黒髪の剣士の少年。主人公。
武器はロングソード一振り。左手の小手で相手の攻撃を流しながら、右手の剣で一撃いれるスタイルを得意とする。そのため、防具は比較的軽装である。
極めて大きな魔力を持つが、制御はいまいち。属性は風。使える魔術は治癒魔術、身体強化Lv2、武器強化(風属性)。
リリーのことがずっと気になっている。現実世界では学生をやっている。
魔術師達の集団であるレイゲンフォルテとの繋がりとか、サビエルの知識とか、仲間に言えないことが一杯。
魔術師殺しをほぼ単独で倒した。
○グランス
ぼさぼさのくすんだ赤い髪の蒼い月のマスター。
騎士プレイ志望だが雰囲気は厳つい山賊風といった感じの大柄な体躯を誇る。
でっかい戦斧を振り回し、防具もそれなりに重装備。ただし、腕や足は要所にしか防具を着けていない。
身体強化を覚えたが、魔法能力は全般的にかなり低い。
両親と弟がいる。が、全く出てこない。
現実世界では社会人らしい。
ミネアとひっついて、最近父親になってしまった。
○クライスト (早川優司)
神官っぽい白いローブをまとった長身の金髪ハンサム。(ただし、美形が大多数を占めるこの世界では珍しくもない)
銃使いだが、殴るケルの徒手空拳での戦闘も少しはこなす。
防具は手甲以外は着けていない軽装型。
現実世界では彼女がいるらしい。
使える魔術は治癒魔術、身体強化。
現実世界では社会人らしい。
○マージン
青系の服と防具で身を固めた青年。えせ関西弁の使い手。実はアメリカ人らしい。
焦げ茶色の髪と黒い瞳というアバターの配色は地味なのに、服装の色が残念なことになっている。
背中に巨大なツーハンドソードを背負っている。
防具は手甲とレザージャケットのみ (勿論青い)。
現実ではイデア社の下請け会社で働いていたらしい。あと、ドンパチの経験がある気配。
魔力は魔法使いとしては並程度。属性は雷。使える魔術は治癒魔術、身体強化、眠り、火球、雷撃の魔術。ただし、攻撃魔術の威力は低い模様。
乗り物酔いが酷いことが判明した。
最近、大陸会議から派遣されてきた人間に、マジックアイテムの作成方法を教えているとか。
○ディアナ
銀髪と濃紺の瞳の性格がちょっときつそうな美人。魔女っぽい口調で話す。
紫の服装が好んできていたが、最近はえり好みしていないらしい。
かなり大きな魔力を持つ。属性は火。使える魔術は身体強化、眠りの魔術、火球、炎壁、武装強化、火矢の魔術。
現実では刑事をやっていた。凶悪犯を撃ち殺したこともあり、人殺しへの耐性を持っていた。
○リリー
軽装の小柄な少女。神官志望。
鍵開けが得意で、周りからは盗賊だろうと言われている。好奇心旺盛で、時々トラブルを起こす。
目を引くきれいなかわいい系の金髪碧眼。
武器は短剣とパチンコ。防具に該当するものは指先の出ているレザーグローブとブーツ。ミニスカートが好きだが、実際にはショートパンツを穿いている。
制御はさっぱりだが、かなり大きな魔力を持つ。属性は水。
普通の魔術は全く使えないが、精霊魔術の素質があり、最近ちょっと練習を始めた模様。
マージンのことがちょっと気になるご様子。雰囲気的に、現実世界ではまだ学生だった模様。
気休め程度にだが身体能力を向上させる指輪をマージンから貰ったが、しまい込んで使ってない。
○ミネア
青い髪のふんわり系少女。言葉遣いは丁寧だがどもりがち。
防具に該当するものは革製の手袋とブーツ、チョッキくらい。方向距離感覚ともに優れている。
魔力は魔法使いとしては並程度。属性は氷。使える魔術は治癒魔術、身体強化、眠りの魔術。
現実世界では社会人らしい。
グランスとひっついて、とうとう出産。
○エイジ
グランスとミネアの間に生まれた男の子。
そろそろ1歳。
●大陸会議
○ギンジロウ
冒険者ギルドのマスターをやっている銀髪のイケメン(希少価値なし)。
おおむね真面目だが時々快楽主義者。
○レイン
戦闘系クラン「銀竜騎団」のマスター。
大陸会議の副議長を務める。
外見は金髪碧眼の優男だが、万に届こうかというクランメンバーをしっかりまとめ上げている実力者。
大陸会議直属軍の総司令官も務めている。
○パンカス
戦闘系クラン「アヴァロン」のマスター。
○ピーコ
ウェーブがかかった髪を肩まで伸ばした黒い瞳の女性。
大陸会議の副議長をやっている。
商業系クラン「ふたこぶらくだ」のマスター。しっかり者。苦労人。
エルトラータとの間に生まれた子供を最初は不気味に思っていたが、なんだかんだで可愛がっている。最近、迫力が増してきたらしい。
○エルトラータ
フォレスト・ツリーのマスターで大陸会議の議長でもある。
黒髪とアンバランスな金色の瞳の穏やかな男性。ピーコの旦那。
●冒険者ギルド
○フライト
ギンジロウの秘書をやっている男性。
透けるような黄色の髪(金髪ではない)を軽く伸ばし、青い瞳はいつも眠たげ。尤も、眠いわけではなくて、単にそう見えるだけ。
上が上なので、性格は平凡。ただし、ドジは滅多にしない。天然ぼけが入ることはある。が、突っ込み属性有り。
●軍
○ホエール
軍で中将をやっている銀竜騎団のメンバー。レインの右腕。
イケメンが多いジ・アナザーでは珍しい日本人感満載の地味顔。
●魔導研究所
マージンが魔導具作成の技術を持ち帰った後、他の者たちにもそれを習得させるために作られた組織。
当初はマージンに対して2~3人の弟子をつけていただけだったが、ギルドカードの量産や必須加工技術の習得などのため12章の時点では10人ほどが訓練・作成を行っている。この規模になると材料やスケジュールの管理の手間が増えてきたため正式に組織として動かすことを大陸会議が決定。冒険者ギルドが主体となって研究所を設立した。
○マージン
所長。言わずもがな、蒼い月メンバーなので原則留守。
○テンツク
軽くウェーブがかかった濃いブロンドの髪と茶色の瞳の青年。冒険者ギルドから所長であるマージンの秘書として派遣されてきた職員だが、マージンがいないことが多いために所長代理として働いている。
○ワンツ
黒髪の研究所副所長。尤も、事務的なことはほとんどせずにカードの作成技術ばかりを磨いており、その傍ら、後進の指導を行っている。
○ノイエ
黒髪クールの女性。肉体年齢は二十歳を過ぎたはずだが、中学生程度にしか見えない。
元冒険者であり、身体強化を使える。武器は短剣などの短い刃物が得意。同じ黒髪と言うことでワンツのところで鍛えられている。
向上心が強く、技を盗むことに余念がない。
●スーパービルド
中堅冒険者クラン。そこそこの正義感と根性とチキン精神を併せ持つ。根は真面目。
○パトリオット
スーパービルドのマスター。紫の髪と瞳の男性。
格好いいという理由で二刀流だが、実際には攻撃には右手の剣しか使わず、左はちょっと短くしたディフェンダーを使っている。
鎧はハードレザーをベースに要所要所に鉄板を貼り付けた物を使っている。
○エンデス
渋さを極めようとしている中年紳士。真っ白な髪と黒い瞳。ついでに顎髭は三角形。自分の事を我が輩と言う。
武器は杖とナックル。杖は仕込み杖。治癒魔術が使える。
○ジュリス
褐色肌のスレンダー美女。波打つ金髪に青い瞳。
露出は激しくないが、体型が浮き出やすいぴっちりした服を好んで着ている。胸の谷間はスレンダーな体型なので残念ながらあまりない。が、覗き込める程度に開いているのが質が悪い。
性格や話し方はちょっとお姉様風。ただし、武器に関してはかなり堅実で、片手剣と盾の組み合わせ。戦闘時の鎧も多少デザインに凝っているが、しっかりした作りのハードレザーアーマーを好む。
○フライニー
中性的な小柄な少年。黒髪黒目で顔立ちも日本人っぽい。が、CG補正は入ってる。
ジュリスの下僕。リアルでは幼なじみで、ぶっちゃけ惚れた弱み。
速度と隠密性を重視した戦闘スタイルで、普段から気配が薄い。武器は短剣とショートボウ。防具は鉄板を仕込んだ籠手とブーツのみ。ジュリスの趣味で戦闘時以外はノースリーブに半パンを穿いている事が多い。
●???
○クラッシュ?
淡いエメラルドグリーンの髪をしていたが、鮮血のような赤い髪になっている。
キングダムにあったペトーテロの拠点を襲撃し、そこにいた魔術師達を食い殺した。
既に人間としての自我は残っていなかった。
レックによって討伐された後、何者かにその死体は食べられた。
●レイゲンフォルテ
○エミリオ
褐色の肌に真っ赤な髪、緑の眼を持つ少年。無論中身は30近い。
丁寧だが、かなり上から目線の口調である。
レックがシャックレールにいた時の鬼教官であり、ニキのお目付役。彼がいなかったらレックの貞操は……
○エスター
アルビノのような白髪と赤い目をした男性。勿論、この外見はただのキャラメイク。
温和かつ常に疲れたような表情を浮かべているのは苦労人だからか。
レイゲンフォルテの中では割と上の立場にいるらしい。
●リヴォルド
○エセス
クールな美ロリ魔術師。というより、感情が乏しい。
外見は腰まで届く銀色のストレートの髪と青い瞳。人見知りはあまりしないが、無口。
ロマリオと一緒に蒼い月を追いかけている。
○ロマリオ
正義感あふれる青年魔術師。性格か運勢か、兎に角暴力沙汰にもよく巻き込まれるため、めっぽう腕っ節も強い。
空色の髪に緑色の瞳を持つ。
エセスの保護者っぽい立ち位置にいる。
○フラン
リヴォルドのサブマスター。尤も、本来のマスターがジ・アナザーに残れなかったため、事実上マスターとして活動中。
ウェーブがかかった白金の髪を右サイドでまとめている。瞳は澄んだ青。純白のドレスを好むが、最近は割と質素な服が多い。それでも外見は聖女様。この外見はリアルのものをそのまま持ってきたらしい(調整のやり方が分からず、いきなりOKしてしまったのだとか)。
水系の攻撃魔術・支援魔術が得意。ただ、穏やかな性格をしているので、原則無茶はしない。割り切ってしまえば、思い切った行動を取ることもしばしば。
○メリル
フランの侍女っぽい(どっちかというと護衛っぽい)美少女。銀色の髪とフランと似た澄んだ青い瞳。
性格はかなり活発で、服装もノースリーブのシャツと太もも剥き出しのショートパンツで分かるように、かなり活動的な物を好む。ただし、フランにはしばしば可愛らしい服装を強制されている(ピンクのフリフリドレスは王道)。僕少女。貧乳。身長も低め。
○フィリップス
黒髪黒目の筋肉質の男性。リヴォルドが誇る守り手。火力のサフィラと並ぶ、リヴォルドが誇る最強の魔術師。
所謂落ち着いた大人の男性であり、周囲からの信頼は厚い。が、朴念仁の気があり、女性の色香に戸惑いやすい。
●ペトーテロ
○クレメンス
ブロンドの長い顎髭を紐で簡単に括っている男性。
何かにとりつかれたクラッシュに殺害された。
○オイゲン
中肉中背。明るい茶色系の髪と瞳をしている男。
魔術実験の現場にいて唯一生き残った魔術師だが、その時の記憶は全く残っていなかった。
何かにとりつかれたクラッシュに殺害された。
○ハリス
黒髪を背中まで伸ばした男。
やたらと勘が鋭い。判断も割と的確なので周りからの信頼は厚いが、目標を掲げて周りを引っ張っていくタイプではない。魔術は主に地属性。後は火属性が少々。サポート系の魔術を主に行使するが、攻撃系もそこそこの腕前。
何かにとりつかれたクラッシュに殺害された。
○ウルフレッド
ペトーテロの暫定リーダー。
男だが金髪をやたらとのばし、そこに一筋、ほんのり赤い房を混ぜている。イメージとしてはビジュアル系バンドのメンバーみたい。ただ、流石に化粧はしていないし、服も大人しい。
力尽くでペトーテロをまとめているが、指導者としての資質がいまいち足りないことは本人も自覚していて、あれやこれやと口出しはしない。
何かにとりつかれたクラッシュに殺害された。
○シリル
ピンクの髪を背中まで伸ばした女性。瞳は水色。背中まで伸ばした髪は先の方をリボンで束ねてある。身長はあまり高くなく155cmほど。
ピンク系の服を好んで身につける。武器はレイピア。水属性の魔術を好んで使うが、攻撃はあまり得意ではない。
拠点が襲われた時、キングダムを離れていたため難を逃れた。
○トレント
黒髪に銀の筋の様に白髪が交じっている男。その黒い瞳はとても鋭い。精神操作系の魔導を得意とする。
拠点が襲われた時、キングダムを離れていたため難を逃れた。
●シュレーベ
○ワッシュベルド
深緑のローブを好んで身に纏う老人。その白髪は髭と一緒に伸び放題。深い青い瞳で真理を見透かそうとする。
気はかなり短く、邪魔者はすぐにでも殺してしまう。ただし、魔術の素養を持つ相手ならば、実験材料としての価値を考え、その一歩手前で止める。
弟子と共に、初出は5章13話でちょろっと。
○グスタフ
ワッシュベルドの弟子。亜麻色の髪と瞳を持つ白人系。比較的大人しいが、師匠の命令には即従う。