第二章 緑編 助け船。見つけた、
(どうしようかな・・・)
緑はちょこんと地面に座り込んだ。
周りは森、私は飛べない。
妖怪の山とか紅魔館の中の事なら少しは知ってても・・・どこにあるかもわからない
・・・絶望的かな?
可能な限り先に進んでみるとか、方向が合ってるかわからないけど。
一回。さっきまでいた地下に行ってみようかな?
もしかしたら、何かあるかもしれないし
いっそのこと雨風防げるところがあるのはそこしか無いから。
階段をゆっくりと降りていく。
その先が真っ暗な空間だということを、その時知った。
こんなに暗かったんだ。外から来るとほんと暗いね。
で、何かないかな?
一応私はいたところを探してみた
私の特性なのかわからないけど暗い所でも普通に見える。
暗闇の中でも光なしでちゃんと見えるから安心!
なんか石の隙間から光が漏れていた。
なんで出る時に気付かなかったんだろう・・・まあ、脱出することを目的としてたからかな?
とにかく、この隙間を覗いてみる
その中は部屋みたく、紅いカーペットと魔法陣が描かれている床が見えた。
紅いカーペットはどこか、紅魔館の廊下にあったカーペットと似てる気がした。
そしてどこか、来たときあるような感じの部屋に思えた
どこか、懐かしく どこか、辛く・・・・
でも、緑にはこの部屋が唯一の帰る方法としか思えなかった。
(・・・これをうまく使えれば帰れるかも・・・?)
って、いまだに口があかないのはなんでだろうね?
口にはふさぐものはついてない。
そこから考えると魔法的なもので口封じされた感じ。
(もしかして、フランの事を知ったから?)
フランは怖かった、あの時、私はフランから逃げるために通路に入って・・・・
(うん、その可能性があるね・・・)
ふと周りを見渡すとほこり被った白紙のノートとペンが置いてあった。
(これで、意志疎通はできる・・・かな?)
まだ、書いてるものが残ってたので投稿。




