第二章 緑編 命を懸けた鬼ごっこ!?
やっぱり今回も緑が出てきません・・・すいません。
何とか、探そうとしてるのが文と勇儀。さて、今回は文視点でやっていきます。
「はあっ、はあっ」
「あははははははっ。逃がさないよー」
いま、命の危険を感じています・・・
「いま、緑さんを探すのに忙しいので逃がしてほしいんですが!?」
「みど・・・り!?」
ちょっと反応しましたね・・・
「お前が緑を隠したのか! 隠した場所をオシエロ!」
ありゃりゃ・・・逆に怒らせてしまいました・・・
「仕方ありあせんね・・・本気で行きますよ!」
…噛んだのは気にしないでください。今でも恥ずかしいので・・・
紅魔館の中で逃げるのはすごく困難です。
自由に飛べる空よりかこういう室内のほうが移動がしづらい。
当たり前ですけど。
紅魔館の長い廊下で何とか距離は稼げました・・・ですが
「えっ!?」
いきなりの90度の曲がり角。
これには私は一気に減速して曲がる。
それに対して(たぶん)吸血鬼はゆっくりとインコースで曲がりそこから一気に加速・
結果、すごく・・・近いです。
「あれぇ~ 早く教えたほうが身のためだと思うよ?」
私は知りませんって!
「くっ!」
全力で加速する
ですが、さっきから飛んでいてしかも急加速・・・すごく疲れてます。
「さっきより早くないねぇ~ 疲れたのかなぁ~?」
「ま、まあ疲れましたが・・・緑さんの居場所を見つけるまで飛びます!」
さっきよりも全力で加速。
~その結果~
私は壁に寄りかかっている。
なんでかというと、体力を使いすぎたんです・・・
さっきの全力。一番最初の加速よりも最後の加速のほうが速い。
しかも、最後のほうが疲れ切ってる時にやるということは
落ちるわけです。
「はあっはぁっ・・・」
窓の外を見る。
いまだに雨が降っている。
すごく長い時間飛んでたはずなんですが。
雨なら普通にやむはず。やっぱり吸血鬼を出さないためにやったみたいですね。
「・・・」
正直、一言もしゃべれない。というよりしゃべりたくない。
ああ、緑さんを助けるために動いてたのに・・・
結局、助けられないんですね。仕方ないです・・・
何とか吸血鬼は撒けたようですね。よかった。
・・・誰かに伝えないと・・・あ、はたてが念写できるはずですね。
もしかしたら私のことを映して花果子念報でバカにしてるかもしれませんね・・・
それはそれで私が困ってることがみんなに伝わるのでいいかもです。
はたて以外にも・・・椛が見てる可能性もあります。
出来たら見ててほしいです・・・椛・・・いつもありがとうございました。
あぁ、もう。私は疲れました。
はたて、私の代わりでもいいから頑張って新聞書くのよ?
私は少し寝るから。
「さて、おやすみなさい・・・」
文は静かに目を閉じ。床に倒れた。
ということで、悲しいことに文が眠りにつきました。
というか、逝っているとは言ってないのですがなぜかその方向で見れますね・・・
次はどこ視点スタートで行きましょうか・・・?




