元同僚達へ
大好きな元同僚達へ送る。
私が元同僚達に抱いた感情について。
私の退職はあっという間に過ぎていった。
デスクの片付けも、退職手続きも。
仕事にかけた情熱も、言葉も、苦しみも、喜びも、全てが嘘のように過ぎていった。
思い残すことがあるとすれば、元同僚達に向けた愛だ。
元同僚達のことは今も愛している。
けれど、会社を辞めたことで、この愛は誠実ではなくなった。
好きだ。元同僚達のことが、会社のことが。
けれど、私は耐えられなかった。合わせられなかった。
だから離れた。
それまでの感情だった、と言われても仕方がない。行動がそれを証明している。
私は会社から逃げたのだ。
そこに居続けることが、私には耐えられなかった。
私の受け取り方の問題だった。
世界に、拒絶されていると感じてしまう、この感受性が憎かった。
愛しているよ。たとえ嘘でも。私は今も愛してる。
願わくば、会社に発展を。元同僚達に栄華を。
届けてほしい。この愛の分だけでいいから。
好きだよ。大好きだ。
嫌いになったことなどない。憎いと思ったこともない。
好きで好きで、どうしようもなく、離れたかっただけなのだ。
これは門出だと、最後の帰り道で言い聞かせ、一人歩いた。
読んでくれてありがとうございました。
身近な同僚達に思っていたことを少し形にしました。




