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空の向こう 春風恋しく

作者: 悠月 星花

冷たい風が吹き抜けていく

薄い氷が張る水たまり

私の心まで凍てつくよう


聞こえてくるのは

温かく優しい歌声

頬を撫でる春風が恋しくなる


四角い空を見上げれば

まだ見ぬあなたを想う

風が私の想いを届けてくれる

ふわりふわりと

目には見えなくても……


いつかあなたに会えますか?


いつか、

いつか、

いつの日か、

あなたに会いにいきます


ときが許すかぎり

あなたへの道は遠くても険しくても


空が繋がっているように

風があなたの頬を撫でるように

あなたがいつも笑顔でありますように


ありがとう。

私と出会ってくれて。

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