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暑いを表しまくるだけ

作者: tanakatanaka

 あぁ、暑い。

 そこの君。あのさ暑くね。ちょい、そこで涼まね?

 あのな、暑くないは痩せ我慢だろ。

 今日長袖はやばい。

 アスファルトが歪んで見える。

 それは夏というには早いはずの日、俺はOS1を買った。

 日陰だというのに、全然涼しくない。なんというか、蒸し暑く感じる。

 僕は今、焼肉だ。

 タオルから滝が流れた。

 夏の暑さに負けないよう、エアコンをかけたが風当たりが強く、温度を上げる。すると今度は暑くて温度を下げて。以下エンドレスさ。

 油物やりたくない。

 昼間は暑くも、夜は涼しい。そのはずだろ? なんだこれ。浴衣なんて着てらんね。裸になろう。

 三十五℃超えたら何だっけ。猛暑日だっけ。現実何?

 家に帰ってから食べる素麺を楽しみにしていた。が、いざ作ろうとした時、お湯を沸騰させる必要があることに気づいた。やめよ、コンビニだ。

 布団いらね。

 こういう時は水を浴びたい。お湯じゃない。水だ。でも、浴びると心臓が縮むのを感じる。

 電車の外出たくないな〜。

 冷たい飲み物をこぼしてしまったと錯覚した。いつの間にか無くなっていた。そんなに飲んだつもりはなかった。なんならまだ足りない気がした。俺はまた200円を握りしめた。

 扇風機の前やめらんねえ。

 マスクがここまで敵だったとは。オタクの仲間だったのでは。まさか俺を裏切ったのか。

 アイスが溶ける。コーンタイプのやつはダメだ。この時期は手にかかる。次はカップのやつにしよう。

 花火とかできるかよ、エアコン神。

 好きだったことをやる元気さえ出ない。あるのは汗と湿気と怠惰と私。

 夏の真っ只中なら許してやる。だがな、今じゃねえだろ。今は違う。許さねえ。

 風呂が気持ちいい。汗を洗い流す。上がった後のさっぱり感がたまんない。風呂の中にずっといたい。

 エアコンっていくらかかるんだろう。ケチらない方が今年は良いのかな。でも、高くつくと嫌だな。調べよ……。あっ、思ったほどじゃない。つけよ。

 ホカホカのご馳走は冬来なさい。お呼びじゃないのよ。

 太陽の光がジリジリと僕を焼く。こんな天気で焼き肉をご所望の太陽様の気持ちがわからないよ。

 太陽君さ、ちと働きすぎじゃない? うちブラック認定されちゃうよ。えっ? 例年通り? 原因は二酸化炭素君などの温室効果ガスだって? そっか……。

 打ち水ってどのくらい効果があるのだろうか。やろうかな。でも流石に会社の玄関にいきなり水を撒くのはまずいか。はぁ……。

 夏が僕を惑わす。

 海、一人で行くのはやだな……。太陽にも焼かれるし。アイスしか勝たん。

 びっくりしたよ。ノートに雫が垂れたんだ。おかげで文字が少し滲んでさ。やば。

 ブラジルの人、聞こえますかぁぁぁぁぁぁ! 日本は今、最高に暑いですよぉぉぉぉぉぉ! 「お前が暑い」

 部活動中止のお知らせ。僕たちは歓声を上げた。そして近くのコンビニに寄り道して、アイスを買った。

 夏なんて嫌いだな。これだもの。

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