一次選考は通過するけれど二次選考では落選する作者が書いているエッセイです
これまで私は『「第8回ネット小説大賞」に関して思うこと』『「第9回ネット小説大賞」に関して思うこと』というエッセイを書いてきました。
そちらで自己紹介をしていますが、未読の方々もおられると思いますので、今回も少し書いておきたいと思います。コンテストに関するエッセイですから、コンテストに対するスタンスなどは重要でしょうからね。
あらすじ欄にも記したように、私は「第7回ネット小説大賞」から参加し始めて、毎回一次選考は通過するものの、二次選考で落選しています。
私が「小説家になろう」に登録したのは2018年9月で、それから約半年後(2019年4月)の「カクヨム」登録を皮切りに、現在では7つの小説投稿サイトに登録しています。2018年9月からとなると約3年間ですから、コンテストにもたくさん応募してきました。
最初の選考段階で落選したら応募したこと自体を忘れてしまう場合もあるので、応募コンテストを全て列挙することは出来ませんが……。小説投稿サイトで開催された『コンテスト』と名の付くもののうち、一次選考通過以上のコンテストを挙げるだけでも、以下のように結構あります。
小説家になろう「第7回ネット小説大賞」
2019年4月 一次選考通過(応募9作品のうち3作品)
カクヨム「『アニメ新世紀宣言』体験談コンテスト」
2019年8月 中間選考通過(応募は1作品のみ)
カクヨム「ファミ通文庫大賞(第1回)」
2019年8月 一次選考通過(応募は1作品のみ)
カクヨム「カクヨムWeb小説短編賞2019」
2020年3月 中間選考通過(応募51作品のうち2作品)
小説家になろう「第8回ネット小説大賞」
2020年4月 一次選考通過(応募65作品のうち4作品)
カクヨム「第1回 角川武蔵野文学賞」
2020年9月 中間選考通過(応募2作品のうち1作品)
ステキブンゲイ「第一回ステキブンゲイ大賞」
2021年1月 三次選考通過(応募は1作品のみ)
カクヨム「カクヨムWeb小説短編賞2020」
2021年3月 中間選考通過(応募103作品のうち2作品)
小説家になろう「第9回ネット小説大賞」
2021年8月 一次選考通過(応募128作品のうち7作品)
Prologue「Re-lay 作家コンテスト」
2021年8月 中間選考通過(応募5作品のうち1作品)
ステキブンゲイ「あるあるジャパンコラボコンテスト」
2021年9月 優秀賞(応募11作品のうち1作品)
見ての通り、一次選考・中間選考を通過することはあっても、その先に進めることは滅多にありません。
例外は2回だけ。「ステキブンゲイ」で行われた「第一回ステキブンゲイ大賞」と「あるあるジャパンコラボコンテスト」です。
前者は三次選考まで通過しましたが、応募総数1293作品のうち一次通過が574作品(約44%)、二次通過が259作品(約20%)、三次通過が110作品(約8.5%)でしたから……。通過率の数字的には、三次選考が他のコンテストの一次選考に相当するレベルだった、とも考えられます。
後者は一次選考や中間選考はなく、最終結果のみの発表です。応募総数が50作品以下(私が数えた限りでは44作品)で、優秀賞も5作品の予定が3作品しか選ばれなかった、というほど小さなコンテストでした。賞品のみで賞金も書籍化確約もないような短編コンテストですから、名目上は『コンテスト』ですが、実質的にはイベントのようなものかもしれません。
このように私は、一次選考は通過できても二次選考は通過できない作者です。過去3回参加したネット小説大賞でも同様ですから、私と同じことをしていたら、おそらく「第10回ネット小説大賞」も一次選考だけは通過できるでしょう。そして二次選考で全滅するでしょう。
そんな作者のエッセイが皆様の参考になるでしょうか?
次の項目では、これまで参加した「第7回ネット小説大賞」から「第9回ネット小説大賞」までの一次選考について振り返ってみようと思います。
いわば、一次選考通過のための傾向と対策です!